3月11日、弁当用惣菜などを販売する石井食品は公式Twitterで、ミートボールのサイズが昔と比べて小さくなっているというステルス値上げ疑惑に対し「ずっとサイズを変えておりません」と正式に否定したところ、10万以上の「いいね」がつくなど大きな話題となっている。
Twitter上に寄せられた《イシイのミートボール子供の頃よりめっちゃちっちゃくなってる…》《久々に見て驚きましたがイシイのおべんとくんミートボール、だいぶ小さくなってるよね?数ももしかして減ったりしてるのかな?》といった声に石井食品公式アカウントが反応。「じ、実は…イシイのミートボールはずっとサイズを変えておりません」とこれを否定し、さらに「サイズは変わってなくてもどーせ粒数は減ってるんでしょ…と思った方!安心してください、1979年のリニューアルの頃からずっと10粒入ってますよ!!」と数も変わっていないことをアピールしたのだ。
なお、同社には商品価格を変えないまま内容量を減らすステルス値上げを疑う声がよく届くそうだが、「みなさんが大人になった証拠なのかな、と思って笑顔でツイートを拝見しております」「みなさんの子どもの頃の記憶に結びついているのは嬉しいです」と優しく誤解であることを説明していた。
「石井食品さんはかなり大人の対応をされていますが、近年は多くの商品でステルス値上げが横行しNHKでも特集が組まれるほどですから、敏感になっている消費者が増えているのだと思います。一昨年も、某コンビニチェーンがおにぎりのパッケージをリニューアルしたところ、《何のアナウンスもなくいきなりサイズが小さくなった。ひどいステルス値上げだ》などと批判が殺到。しかし、実際にはご飯の量はまったく変わっていなかったということもありましたしね」(フードライター)
批判する前にせめて少しは調べてもらいたいところではあるが…。
(小林洋三)