「ジョブチューン」ツナマヨむすび炎上騒動で無関係なシェフに誹謗中傷の大迷惑

 元日に放送された「ジョブチューン〜アノ職業のヒミツぶっちゃけます!セブン・ファミマ・ローソンの人気商品を一流料理人がジャッジ!」(TBS系)で審査員のシェフがツナマヨむすびを食べずにジャッジしようとしたことが炎上しているが、これが無関係のシェフにまで風評被害が及ぶ事態に発展している。
 
「同番組では、審査員のシェフたちがコンビニの商品を食べて合格か不合格かを判定する企画をおこなっていましたが、ファミリーマートの『直巻和風ツナマヨネーズおむすび』を一人のシェフが『このおにぎりは僕に食べてみたいって気にさせない』と食べずにジャッジしようとし、(最終的にシェフはおむすびを食べたが)それがネット上で《シェフの態度が傲慢すぎる》《一生懸命開発したファミマのスタッフが可哀想》などと炎上し、このシェフに対し誹謗中傷が殺到したのです」(テレビウオッチャー)
 
 その騒動の余波で風評被害に遭ってしまったのが、問題の審査員と同姓で目黒から軽井沢に移転予定の「リストランテ小林」小林孝好シェフだ。同シェフは2日、自身のツイッターに「拡散希望します『困っています!』当店のシェフの名前は『小林孝好』です」と投稿し、「似たお名前のシェフの方がいらして、テレビ出演時の内容について一部で炎上されているようです」と嫌がらせを受けていることを報告。さらに3日にも「拡散希望、お助けください!」「当店のシェフは小林孝好、たまたま名前が似ており目黒に店舗があり軽井沢町への移転準備中で、各キーワードが重なり誹謗中傷されております」と訴えたのだった。
 
 その後、小林孝好シェフはTBSの番組スタッフと連絡を取り、4日には「ジョブチューン」の公式ツイッターで「この度の番組出演者、番組とは無関係のお店に対してのSNSをはじめとする誹謗・中傷、迷惑行為はお止め頂きたくお願い申し上げます」と注意喚起が投稿なされたことで状況は落ち着きつつあるという。それにしてもなぜ、同姓でいくつかキーワードが重なっただけで、これだけ誹謗中傷の標的になってしまったのだろうか。
 
「SNSではありがちですが、ただただ誰かを叩きたい人がいるからでしょう。小林孝好シェフに対して誹謗中傷をした人の中には、実際の放送すら観ていないという人も多いと思われ、そのために今回のような間違った情報で別人に対し誹謗中傷してしまったと考えられます。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ネット上での誹謗中傷が増えているというデータもありますが、ちゃんと名前を調べれば別人とすぐ分かること。結局、食べずにジャッジすることと何ら変わりないことをしていると言えますよね」(フリージャーナリスト)

 うっぷんを晴らすために誰かを叩く行為は絶対にしてはならない。
 
(小林洋三)

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