昨年12月27日から30日にかけて、AマッソがMCを務めた初冠バラエティ番組「Aマッソのがんばれ奥様ッソ!」(BSテレ東)が放送された。同番組は、全国の悩める奥様の元にママタレントを派遣し、悩みを解決するというバラエティなのだが、不穏な展開が続いたことで注目を集めた。
「番組の初回では声優でタレントの金田朋子が、子連れ同士で再婚した1男5女と暮らす夫婦の元を訪れました。その中で“夫が子供をお風呂に入れる担当”という話題になった際、金田は、夫の連れ子である5歳と7歳の娘たちに『パパとお風呂入るの楽しい?』と質問。すると子供たちは、『お父さんは(妻の連れ子で17歳の)花梨お姉ちゃんと入ってる』と明かしたのです。この発言に夫は、焦った様子で『入ってないですよ!』とすぐ否定。また、このやりとりをスタジオで見ていたAマッソが、ワイプで無言になる様子も映し出されました」(テレビ誌記者)
一見よくある大家族ドキュメントに見えた「奥様ッソ!」だが、他にもVTRでは、17歳の長女が母親を睨みつけたり、義理の夫に体を密着させるなど不自然な様子が映り込んでいた。そのため、視聴者からは「長女がやばい」「怖すぎる、なんだこれ」「家庭内不貞?」などと推測する声があがることに。
だが番組の最後、登場人物たちの不自然な行動理由が明かされたという。
「実はこの番組、かつて人気を集めたフジテレビの『放送禁止』シリーズのようなフェイクドキュメンタリーで、最後に『不自然だと思ったあなたは自然です』『この番組はフィクションです』と字幕のみでタネ明かしされる仕掛けなんです。すると放送後、その攻めた内容がSNSで『ゾクゾクするような展開が最高におもしろい』などと口コミが広がり、1週間近く経ってからツイッターでトレンド入りする事態となりました。また、東野幸治も自身のツイッターで《奥様ッソをTVerで観ました。面白かったです》と絶賛しており、見逃し配信にもアクセスが集まっています」(前出・テレビ誌記者)
かねてから尖った芸風が注目されていたAマッソ。今回の初冠番組も、ただのバラエティでは終わらなかったようだ。