各界から称賛も…ナイツ塙がNetflix「浅草キッド」に猛クレームのワケ

「昭和40年代の浅草の街並みが忠実に再現されていて、改めてNetflix映画の完成度の高さに驚かされました。群馬や長野にセットを作ったそうですから、演者やスタッフの移動費、滞在費だけでも相当な額にのぼったはず。ビートたけしを演じた柳楽優弥は言うまでもなく、その相方・ビートきよしを演じたナイツ・土屋伸之の株が急上昇。東野幸治も自身のラジオ番組で、『ナイツの土屋君も上手。塙君はクソ大根やけど』と毒をまじえて絶賛していました」(映画ライター)

 ビートたけしとその師匠・深見千三郎の交流を軸に様々な人間模様が描かれるNetflix映画「浅草キッド」。12月9日に配信スタートし、一時は視聴回数で「国内総合TOP」に躍り出た。各界から称賛を集めるネット映画に、ナイツ・土屋の相方・塙宜之がご立腹モードというのだが…。
 
 12月14日放送の「ナイツ ザ・ラジオショー」(ニッポン放送)にゲスト出演したのは「浅草キッド」で監督・脚本を務めた劇団ひとり。作品の評判について、劇団ひとりは「土屋君の評判がすこぶるいいよ。キャンペーンでいろんなところまわっていろんな取材陣から『土屋君うまいですね〜』って、みんな言うんだよね」と明かし、中にはナイツ・土屋であることに気付かずに映画を視聴し、「この味のある役者さん誰だろうみたいな感じで」と疑問を抱いていた人もいたという。

 これに口をはさんだのが塙だった。「あれ、『ナイツ』ってなんで最後入れてくれなかったんですか」と質問。エンドロールのクレジットに「土屋伸之」とあったことに不満を抱いていたようで、「普通『ナイツ』って出ません?土屋伸之、かっこ“ナイツ”って。エンドロール」と猛クレーム。劇団ひとりが「出てなかったっけ?」と聞けば塙は「出てないですよ」と返し、土屋は「それを塙さんずっと怒ってるんですよ」と塙の不機嫌モードの理由を明かした。

「番組では浅草でのロケが難航していたところ、制作サイドが浅草芸人・土屋の名前を出して劇場からなんとかOKを取り付けたそう。このエピソードを劇団ひとり監督が明かせば、塙は再び『(エンドロールに)じゃあナイツって入れてほしかった』『ナイツの土屋ですから』と愚痴をこぼしていました。じつはこの作品にはCreepy NutsのR-指定とDJ松永が、深見師匠の同僚役で出演しているのですが、エンドロールにはしっかりと2人の名前の後に『(Creepy Nuts)』と入っていたので、たしかに土屋の後に『(ナイツ)』と入っていないのはおかしい気もしますね」(映画ライター)

 なお、エンドロールには「ビートたけし所作指導/松村邦洋」とあり、年季の入ったモノマネ芸が作品のリアリティをバックアップしていたことがわかる。鑑賞の際はエンドロールの隅々までチェックしてほしい。

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