鹿島アントラーズやドイツ・ブンデスリーガのシャルケなどで活躍した元サッカー日本代表の内田篤人。昨年現役を引退し、この春からは『報道ステーション』(テレビ朝日系)のスポーツコーナーを担当。また、同局の東京五輪の中継でもキャスターを務め、そのリポートぶりは高く評価されている。
一方、引退後出演を控えていたのかバラエティ番組では見る機会が少なかったが、10月29日スタートの新番組『爆買い☆スター恩返し』(フジテレビ系)に登場。高校時代を過ごした静岡市清水区で爆買いスポットのほか、母校の清水東高校を訪れたがロケに同行するタレントはおらず、すべて彼がひとりでレポート。不慣れなバラエティのロケにもかかわらず、見事にこなしていた。
スポーツキャスターだけでなく、タレントとしての適性の高さを示すことになったが、これに色めき立っているのがテレビ業界だ。
「2人での掛け合いならともかく、1人でロケ番組のレポートをするのはプロの芸能人でも苦手な人が多い。番組は私も見ましたが思っていたよりも喋れるし、期待していた以上の出来だと思います。正直、私が担当する番組のロケコーナーに出てほしいくらいですよ(笑)」(民放キー局ディレクター)
内田は引退直後に日本サッカー協会のロールモデルコーチに就任。U-19日本代表を指導したが、Jリーグの監督やコーチに必要なライセンスは持っていない。最高峰のS級取得を目指そうとするなら10年はかかると言われており、指導者の道へ進むかは疑問だ。
「将来的にライセンスが必要ないフロントスタッフに就く可能性は否定できませんが、当面は現在のスポーツキャスターに軸足を置いた活動になるのでは。ただ、今後は少しづつバラエティにも進出すると噂されています。サッカー界出身では前園真聖や丸山桂里奈、武田修宏などがバラエティ番組でも活躍していますが、彼らのように人気タレントになるのは間違いないでしょうね」(同)
現役時代の姿からは想像もつかなかったが、我々が思っていた以上にタレントとしての才能やスキルも持ち合わせていたようだ。