9月29日、韓国の公共放送局「KBS」は、韓国最大の製菓・製パン企業であるSPCグループの人気ドーナツチェーン「ダンキンドーナツ」が不衛生な状況でドーナツを作っていると報道し、韓国国内で批判の声が殺到。日本でも厳しい意見が相次いでいる。
「KBSの報道によれば、問題があったのは『ダンキンドーナツ』の商品のおよそ60%を製造しているダンキンドーナツ安養工場で、製造中のドーナツの小麦粉に黄色や茶色のものが付着した映像を流し、『(製造機械の)錆や油汚れが落下してついたもの』と解説。また、シロップの容器の内側には黒い物質があり、『カビの可能性が高い』と指摘したのです」(韓国事情に詳しいライター)
この報道を受けてSPCグループの担当者は「監視カメラを確認したところ、ある職員が小型カメラでこっそりと工場のラインを撮影し、この職員が生地の上に故意に油を落とした」と警察に通報したことを明らかにしたが、映像を撮影した通報者は国民権益委員会にも調査依頼したとみられており、今後ダンキンドーナツの工場が捜査されることになるという。
韓国では9月27日に有名ハンバーガーチェーンのハンバーガーに虫が混入していたことが物議を醸すなど、食品の不衛生問題が相次いでおり、日本のネット上でも《どんなに立派な衛生基準を設けても、守られないのだから意味は無い》《衛生問題がどんどん出てくるね。日本の若い子に韓国の化粧品が人気らしいけど、よくよく考えて購入した方がいいと思う》《韓国は他国のことを厳しく罵るけど、自分のダメなところは全然改めないんだよな》など厳しい意見が相次いでいる。
「今年3月に韓国では『中国で白菜を漬ける方法』という動画が拡散し、韓国に輸入されると見られる中国産キムチの非衛生的な作業実態が明らかとなり、中国産キムチの不買運動が勃発。なんと韓国のキムチ輸入量が4カ月連続で減少する事態に発展していました。韓国のネット上は中国の不衛生さを散々こき下ろしていましたが、今はまさにブーメラン状態と言っていいでしょう」(前出・韓国事情に詳しいライター)
韓国ではキムチパニックに続きドーナツパニックが起きるかもしれない。
(小林洋三)