回転寿司チェーン「スシロー」は6月23日〜7月4日の期間限定で、大食いタレントのギャル曽根とコラボしたデカ盛りパフェを販売中。ネット上では《回転寿司でデカ盛りパフェ食べたら寿司食べられないだろ》《なぜ寿司ネタのデカ盛りにしなかったのか》など、回転寿司の締めのデザートどころではない本格パフェの販売に困惑する声も多いようだ。
スシローは今年5月から「超コラボ3連発」として、第1弾に「麺屋 海神」監修の「魚介に超惚れこんだ塩ラーメン」、第2弾に「大阪マドラスカレー」監修の「あの人が!超べた惚れカレーのうどん」を販売してきた。今回その企画の第3弾として販売開始したのが、大食い女王のギャル曽根とコラボした「チャレンジ・ザ・超ギャル曽根パフェ」なのだ。
パフェには並アイス3個、並の2倍以上の大きさの特大アイスが3個と、通常サイズのアイスで換算すると約9個以上分のアイスが盛り込まれ、さらにスシローの人気デザート「カタラーナアイスブリュレ」を一皿分まるまるトッピング。おなじみの「とろっとプリン」も1人前入っており、本格的な大食いチャレンジメニューさながらのボリュームだ。値段は税込み1078円と、回転寿司のデザートの平均額を大きく上回るが、特大パフェをこの価格で食べられるのは良心的ではないだろうか。
「スシロー史上最大の超デカ盛り!」と掲げて販売されるのがパフェとなると、《寿司のデカ盛りじゃないのか》とツッコみたくなるネット民の気持ちもわかるが、スシローファンの間では好評のようだ。パフェの中身はスシローの人気デザートをフルに盛り込んだ内容で、そのスペシャル感がファンを惹き付けているのかもしれない。デカ盛りデザート投入の狙いはどこにあるのだろうか?
「異質なメニューではありますが、ファンからすればおなじみのデザートがふんだんに使われていて、《カタラーナのってるなら安定で美味しいし食べてみようかな》などと、美味しさが確約されているぶん挑戦しやすいという声も聞かれます。コラボ商品ではありますが、材料はそれぞれ定番商品も多いので、新たに発注をかける必要もなく、企業側としてはロスが少ないのも嬉しいでしょう。若い世代ではスシローをカフェのように利用するユーザーも多いので、デザート部門で評価を集めることは大きな集客効果をもたらすのではないでしょうか」(グルメライター)
10枚重ねた寿司皿よりも高いという口コミもあるほどのデカ盛りパフェだが、お寿司を楽しんでから締めのデザートとして食べたいという人にはチャレンジ版の約3分の1のボリュームで同じ味を楽しめる「ビギナー超ギャル曽根パフェ」がおすすめだ。
(浜野ふみ)