旨いのか? スシロー「きまぐれクック監修すし」につけられた評価

 寿司だけでなく、ラーメン、うどん、デザートなど様々な商品が展開されている回転寿司チェーン。寿司の味さもさることながら、いかに客を飽きさせない新メニューを投入できるかが、他チェーンとの勝負を制する重要なファクターとなっている。

 そんな中、スシローがチャンネル登録者数1300万人を誇る魚捌き系YouTuber「きまぐれクック」監修の「きまぐれ創作すし」を1月20日から発売した。第1弾として、「カンジャンケジャン」「かつおキムチマヨ」「穴たく巻」の3メニューが登場したが、商品によって大きく評価が異なっているようだ。

 漬けかつおとキムチ&マヨという意外な組み合わせの「かつおキムチマヨ」は、それぞれが人気の定番ネタということもあり、「ベストマッチ」とかなりの高評価。一方、生ずわい蟹に醤油ベースの特製ダレをかけた「カンジャンケジャン」は韓国料理を再現した一品だったが、本場の料理に比べかなり薄味で、あくまでも“風”レベル。加えて1貫400円~という価格に「販売予定総数61万食も売り切れるか心配」「無理に寿司にする必要あるの?」などといった声もチラホラ。

 昨年10月には「野菜を最初に食べる まずはベジロー!」と掲げ、レタスでシャリとネタを包んだサラダ寿司をグランドメニュー入りさせたが、一部の客からは「ただのサラダ」とにべもなかった。

 スシローではこれまでにも子どもウケを狙った「オムライすし」を発売しているが、「普通にオムライスを提供すればいいのに」という声は少なくない。

 創作寿司は飽きっぽい客の関心を引くにはもってこいではあるものの、寿司にこだわるあまり、かなり強引な商品があるのも事実。「きまぐれ創作すし」は、それぞれ数十万食の販売を予定しているというが、すべて完売するか見ものである。

(ケン高田)

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