4月19日、米フェイスブックが音声で交流できる新機能「ライブ・オーディオ・ルームズ」を今夏にも導入すると発表した。今年はじめに音声SNS「クラブハウス」が爆発的人気となったが、この新機能の登場により《クラブハウスはオワコン化するのでは?》といった声もあがっている。
「フェイスブックの最高経営責任者(CEO)であるマーク・ザッカーバーグ氏が音声SNSへの参入をほのめかしていましたが、ようやく現実になることが発表されました。同社はライブ・オーディオ・ルームズの他にも、短い音声クリップを録音してニュースフィードに投稿できる『サウンドバイト』の導入や、ポッドキャストをアプリ上で再生できるようにするなど音声機能を非常に強化していく方針のようです」(ITジャーナリスト)
これまでもフェイスブックは「スナップチャット」が流行すると、同様の機能の「ストーリー」を傘下の「インスタグラム」に導入し、「TikTok」が流行すると「リール」を同じく導入するなど、新たなSNSが流行するとそれを模倣するのが常となっており、「クラブハウス」が流行しはじめた時から模倣機能が登場するのではないかとの噂が絶えなかった。
「フェイスブックであれば当然、音声SNSにも参入するでしょうね。クラブハウスは瞬間風速的に爆発的な人気となりましたが、招待制ということもあってあっという間に下火になってしまいました。今後はセミナーなどの利用でほそぼそと使われていくかと思いましたが、フェイスブックが新規参入し、『ツイッター』も同様の機能である『スペース』の提供を始めているので、確かにクラブハウスが完全にオワコン化する可能性も高いと思います」(ITジャーナリスト)
クラブハウスが生き残る道はあるのか。
(小林洋三)