元サッカー日本代表FWで現在はパラグアイ1部のスポルティーボ・ルケーニョに在籍する森本貴幸が3月16日、ひき逃げと飲酒運転の疑いで逮捕されたと現地メディアに報じられている。
パラグアイメディア「abc」を始め、同国大手紙「La Nacion」が報じたところによれば、森本はパラグアイの首都アスンシオンで車を運転中にバイクと激突。その際、バイクが大破し、運転者は路上に倒れたが、森本は救助することなくその場を立ち去ってしまったという。
その後、警察が森本を発見し、逮捕。呼気から0.41ミリグラムのアルコールも検出され、今後は同国の法廷で裁かれることになるようだ。
森本といえば、2004年の東京ヴェルディで弱冠15歳にしてトップチームデビューを果たした日本サッカー界の神童。当時のJリーグ史上最年少出場記録を更新し、2年後にはイタリア・セリエAへと活躍の場を移すと、幾度かの怪我に悩まされながらも、その才能を遺憾なく発揮していた。
「デビュー当初の風貌やプレイスタイルが元ブラジル代表の英雄ロナウド氏を彷彿とさせるとして、“和製ロナウド“とのニックネームで応援されてきた森本。まだ日本人フットボーラーがあまりヨーロッパへ進出する機会に恵まれていなかった時代にも関わらず、10代のうちからイタリアでの挑戦をスタートさせ、日本のサッカーファンに大きな夢を与えてきました。そんな森本のあまりに残念な近況が海を超えて伝わり、ネットでは『外国に行ってなにやってんだよ。事実なら残念だけど終わり』『世界各国でサッカーを頑張っておられたのに、残念でしかないです』『事実上の引退になる可能性が高い』などと失望の声が続出。また、日本では酒気帯び運転の基準値は呼気1リットル当たり、0.15ミリグラムに設定されていますが、森本は0.41ミリグラムとされ、その点についても『0.41なら酔いの自覚症状は大アリだぞ』『どんなに酒に強くても、0.41で酔ってないと言い張るのは無理』との指摘が寄せられています」(スポーツライター)
なお、森本は今月3日にインスタグラム上で「赤信号で停車中に横断歩道におしっこする紳士 かなりの人通りと車は通ってました。自分は変人だと思ってましたがこの国ではまだまだ甘いと感じました」と綴り、現地の路上に小を放つ男性の画像を公開。それから2週間が経過し、森本自身がより大きな路上トラブルを起こしてしまう結果となった。
(木村慎吾)