女優・戸田恵梨香(32)が、来年1月期に放送される金曜ドラマ「俺の家の話」(TBS系)にレギュラー出演。戸田の連ドラ出演は、2019年後期のNHK朝ドラ「スカーレット」以来。しかもジャニーズ事務所を退所して「裏方」へ転身するTOKIO長瀬智也(42)の引退作と見られているだけに、2人の共演はがぜん注目を集めている。
このドラマは、長瀬演じるピークを過ぎたプロレスラー・観山寿一が、能楽の人間国宝である父・寿三郎(西田敏行)の介護のために引退。名家の長男として家族と謎の介護ヘルパー・志田さくら(戸田)を巻き込んで、介護と遺産相続を巡る激しいバトルを繰り広げるホームコメディ。オリジナル脚本を手掛けるのは宮藤官九郎(50)。戸田は2008年、宮藤脚本によるドラマ「流星の絆」でヒロインを演じ、2010年の宮藤脚本・長瀬主演のドラマ「うぬぼれ刑事」(ともにTBS系)にもゲスト出演するなどチームワークはバッチリ。早くも期待が高まっている。
戸田自身は「宮藤さんと長瀬さんの織りなす世界に参加させていただけるなんて本当に嬉しい」と喜びを語り、今回は脚本のト書きに「地味な女」と書かれていることから「このホームコメディを地味に頑張りたい」とコメントを残している。
「ここ数年の戸田の快進撃には目を見張るものがあります。2018年夏、出演した映画『コード・ブルー −ドクターヘリ緊急救命−』が大ヒット。そしてその年の10月期に金曜ドラマ『大恋愛〜僕を忘れる君と』(TBS系)で主演を務めて大きな注目を集め、朝ドラ『スカーレット』に出演。今年8月、32歳の誕生日に開かれた誕生会の様子がインスタグラムにアップされると『♯戸田恵梨香誕生祭2020』がトレンド入り。今ノリに乗っている女優の1人です」(女性誌記者)
そんな戸田には、今回のドラマ出演に向けて秘めたる野望がある。
「GP帯で長年主役を張る視聴率女優になるためには、タッグを組む脚本家が不可欠。例えば、綾瀬はるかには『JIN−仁−』『義母と娘のブルース』(ともにTBS系)をはじめ、7作品でタッグを組む森下佳子氏。有村架純には朝ドラ『ひよっこ』(NHK)、『姉ちゃんの恋人』(フジテレビ系)など6作品を手掛けた岡田惠和氏。新垣結衣にも『逃げ恥』(TBS系)など4作品を担当した野木亜紀子氏がいます。今回、3度目となるクドカンとのコンビが実績を残せば、長く続く強力なタッグとなるかもしれません」(前出・女性誌記者)
果たして、ゴールデンコンビ誕生となるか。長瀬にとっては「引退作」でも戸田にとっては正念場を迎える作品となりそうだ。
(窪田史朗)