数万円で売れる!? レア度と年代が価格を左右する「中古御朱印帳」の転売事情

 現在は空前の御朱印ブームである。若い女性を中心に寺社をお参りしては、その証しである印章を御朱印帳に押してもらうのがはやっているのだ。ここまで読んで、ポカーンな人は信心が足りないのでは‥‥。

「そんなことはないですよ。御朱印を集めている人の多くはコレクション目的です。令和の始まりとなった昨年5月1日に複数の寺社で『限定御朱印』を押すとなれば長蛇の列を作るまではいいですが、その限定御朱印が押された御朱印帳をネットで転売してしまうヤカラがいたぐらいです。信心も何もないですよ」

 と話すのは、オカルトライター。確かに、ヤフオクをのぞいてみると、途中まで押されてある「中古御朱印帳」が多数出品されていた。落札相場も2000円超で推移している。悪くない数字である。家に使わなくなった御朱印帳があれば、売りたくなる気持ちもわからないでもない。

「基本的に『中古御朱印帳』の価値を決めるのは、いつの時代のもので、どこの御朱印が押されているかなのです。たまに、相場を超えて数万円で取引されることもあります。その高値が付いた御朱印帳には伊勢神宮など格式の高い神社の御朱印が押されていると思ってしまいますが、そうではなく、マニアがうなる珍しい御朱印が押されていました」(ヤフオクウオッチャー)

 カトリック教会の御朱印、織田信長が描かれた御朱印などが人気らしい。バチが当たらないなら出品してみるのもアリかと‥‥。

マネー