性産業のピンク店と聞くと、無条件で男性向けの“性サービス”を思い浮かべるが、最近「女性向け店舗」の人気が急上昇中だという。女性がカネで“性の快楽”を買う世界……そこではいったいどのような行為が繰り広げられているのだろうか。大人向けの高収入ワークに詳しい女性ライター(40代)に話を聞いた。
「女性向けサービスは大きく3つのジャンルに分かれます。一番古くからあるのが、出張系のホスト。昔は女性向けピンク店と言えばイコール、出張系のホストを指していました。ホストと言っても、いわゆるホストクラブのホストが派遣されるわけではなく、掛け持ちはほとんどいません。一般のホストで食えなくて、デリバリー専門のホストになるといったパターンは多くありますが…。基本的なパターンはカフェや食事、希望があればテーマパーク等のデート。その後に、ホテルや自宅での性的サービス。一般のホストの枕営業やいわゆる“色恋”だけを切り取った感じですかね。デートだけで基本的に性的サービスが無い場合は、いまは『レンタル彼氏』というジャンルになってますね。要はつかの間の恋人気分を味わうためのものですね」
こうした派遣サービスは特定のパートナーを持たない女性たちに好評のようだ。
「そして2つ目は、近年増えている女性向け性的マッサージです。これはそのまま男性向けの“艶エステ”の女性版と思えば、想像しやすいかと思います。施術するのは男です。アロママッサージをして、後半に下半身を中心とした性的マッサージを行います。“玩具”を用意してある店もあります。とにかく肉体的な快楽を追求したサービスなので、こちらの方が女性向け性産業の王道と言えるかもしれません」(前出・ライター)
最後にあげるのが同性とのイチャイチャをかなえるというサービスだ。こちらはその手の体験をまとめたコミックエッセイがヒットしたこともあって、興味を示す女性が少なくないという。
「もちろん、女性が女性に対してサービスを行うもので、利用者が急増していると聞きます。主には性的マッサージですが、店や女の子によっては、“枕ホスト”のようなデートコースが設けられているところもあります。この女性同士のプレイをウリにした店は、先ほどの性的マッサージと同じく、一部ではカップルで利用できるコースがあるのも特徴。例えば夫婦で参加して、奥さんが他の人間の手で責められるのを見て興奮するといった、いわゆる“寝取られ趣味”で利用する男性も多いようですね。こうしたカップル参加型のコースでは、男性が手を触れたり、プレイに参加するのは基本的に禁止されてます。どの女性向けピンク店も、値段はまちまち。60分2万~3万くらいが相場ですかね。カップルコースだと、少し高めになります」
単独女性が…そしてカップルでも楽しめる女性向け性産業。コロナ禍で新しい生活様式が取りざたされるなか、新たな快楽の世界に一歩を踏み出す女性が今後も増えそうだ。
(オフィスキング)
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