「カラオケ館」の“自分専用マイク”が大好評!購入理由はコロナにあらず!?

 段階的に解除となった休業要請の対象施設の中で、最終段階まで緩和されなかったカラオケ施設では、さまざまな感染症予防策が取られている。6月10日に全店営業再開を告知した人気カラオケチェーン・カラオケ館では、「新型コロナウイルス感染拡大が気になる中で安心してカラオケを楽しみたい」というニーズに応え、あるものを販売して話題となっている。

「7月2日より、カラオケ館では全店で『安心・安全 自分専用マイクで歌おう』というキャンペーンを開始しており、評判は上々です。専用のケースに入ったマイマイクを1800円(税別)で店頭にて販売しており、全国のカラオケ館で使用することができます」(関係者)

 北海道のスナックでは“昼カラ”でクラスターが発生するなど、いまだ“3密”が懸念されるカラオケ施設では、やはり以前ほど客足が戻っていないという。そんな中、今回カラオケ館が販売に乗り出したマイマイクの売り上げは好調のようで、特に“ヒトカラ”(一人カラオケ)を楽しむ層には売れ筋であると関係者は語る。

「通常、マイクは施設で共用のため、普段からアルコール消毒は徹底しています。しかしコロナ禍において、他人が使ったマイクを使用することに抵抗があるお客様が多いのも事実。マイマイク販売後は、ひとりでストレス発散や練習を楽しみにご来店される“ヒトカラ”趣味のお客様に多くご購入いただいているそうですよ。特に昼間の時間帯に“ヒトカラ”目的でご来店される中高年層の方には人気で、購入したマイマイク持参で何度も来てくださっている方もいます。お一人様でしたらカラオケルームの中でも密集にはあたりませんし、“ヒトカラ需要“でなんとかこのコロナ禍を乗り越えたいところです」(前出・関係者)

 感染症予防の観点以外にもマイマイクの安価での販売を喜ぶカラオケ客は多いようで、ネット上では《備え付けのマイクって、部屋や店舗によってたまに音質の“当たり外れ”があるから持参できるの嬉しい》《壊れてよく音が入らなかったり充電できてなかったり、思う存分楽しめなかった経験あるのでマイク購入したいと思ってた》とマイマイクはカラオケ愛好家の定番アイテムとなりそうだ。

(浜野ふみ)

※写真はイメージです

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