全394店舗を休業!「鳥貴族」苦渋の決断に寄せられた心温まる激励エール

 4月2日、居酒屋チェーンの「鳥貴族」が、新型コロナウイルスの感染拡大の状況や政府、自治体からの要請等を踏まえ、4日から4月12日までの期間、全641店舗のうちFC店を除く直営の全394店を臨時休業すると発表したが、これにネット上では称賛の声が上がっている。

 鳥貴族では公式ホームページで、「当社におきましては、お客様の安全を第一に考え、また店舗で働くスタッフが安心して働けるよう、感染拡大防止に取り組んでまいりました」としながら、「お客様をはじめ、ご協力いただいているステークホルダーの皆様にはご心配、ご不便をおかけしますが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます」と丁重に休業に入ることを伝えている。

 これにネット上では、《経営的に大変かもしれませんが、従業員、社会を守る素晴らしい決断だと思います》《苦渋の選択だったとは思いますが支持します。コロナが落ち着いたら絶対に食べに行きます!》《394店を9日休むってどれだけの損失になるんだろう…。本当に感謝します》など称える声が相次いでいる。

「新型コロナのオーバーシュートが懸念される今、臨時休業の判断は素晴らしいと思いますが、昨年上場来初の赤字に転落した『鳥貴族』としては正直苦しいでしょうね。食べ放題チェーンの『すたみな太郎』は新型コロナの影響で臨時休業した際に12店をそのまま閉店させましたが、『鳥貴族』でも同じような事態が起こる可能性も十分にあると思います」(経営コンサルタント)

 同じく居酒屋チェーンの「串カツ田中」も4月4日から4月12 日まで直営の全116店を臨時休業させており、大手飲食店でもいよいよ“消耗戦”の様相を呈してきた。

(小林洋三)

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