昨今流行の兆しを見せているパパ活だが、都内の一流ホテルのラウンジは日常的にパパ活カップルであふれているという。
「もはや“パパ活のメッカ”と化しているのが、芸能人御用達と言われるTホテルのメインラウンジです。もともと、仕事の打ち合わせや商談などにもよく使われていましたが、銀座からも近く、パパ活女子からのウケも良いということで重宝されています」とはパパ活事情に詳しいライター。
パパ活においては、そもそもドタキャンや写真と実物との相違、約束の反故などさまざまなリスクを双方がはらんでいることもあり、初回からいきなり飲酒を伴う食事に出かけたり、ホテルに行く約束をするのはマレで、まずは「顔合わせ」からスタートするケースがほとんどだという。
顔合わせでは、コーヒーやお茶などを飲みながらお互いの要望をすり合わせすることになるわけだが、これまで100人以上と顔合わせの経験を持つパパ活の達人・50代の会社経営者はこう語る。
「顔合わせは正直どこでもいいんだけど、チェーン店の安価な喫茶店なんかだとケチッているようで女子ウケも良くないし、何よりも隣の席との距離が近く、周りが気になって込み入った話がしにくい。その点、ホテルのラウンジは席もゆったりとしていて間隔も広く、長居しても店員から嫌な顔をされないからよく利用するよ。ちなみに、チェーンの喫茶店でも、店舗によってはホテルのラウンジ並みに使い勝手がいいところもある。実際、六本木や銀座の店舗ではちょくちょくパパ活カップルを見かけるよ」
顔合わせのための喫茶店選びにもコツがあるようだが、新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、最近はこんな現象も起きているとか。
「ここのところ以前に比べて神奈川や埼玉、千葉といった東京近郊でのパパ活が活性化しているようだね。というのも、新型コロナ騒動の前は身バレを警戒したり、パパ希望者の絶対数の多さから神奈川や埼玉、千葉に住んでいるコが東京に出てパパ活するケースがよくあったんだけど、やはり『東京の繁華街は新型コロナが怖い』というイメージがあるのかも。わざわざ東京に出るよりも横浜だったり、大宮だったり、千葉だったり、地元のターミナル駅近くでパパ活に励んだ方が安全と考えるコが増えているんだろうね。まあ、我々からすれば新宿や銀座、六本木なんかで無駄に高い店に連れて行かなくてすむから、こうした傾向はありがたいくらいなんだけど。横浜にしろ、大宮にしろ、千葉にしろ、都内からのアクセスは便利だし、その気になれば車ですぐ行けるからね」(前出・会社経営者)
新型コロナの影響でパパ活市場のドーナツ化現象が進むなか、この経営者男性はこんな“メリット”を口にする。
「千葉や埼玉のコの中には、『最近、都心の会社に通勤するのがイヤで上司とモメて退職した』という話をよく聞くよ。そういう元キャリアOLはけっこう広めのマンションを購入していたりして、冗談で『泊めてよ』って言ったらすんなりとOKしてくれたりね。ホテル代がかからない分、“お手当”にまわすと向こうも喜んでくれるよ。今ではそういう“契約”をしたコが関東に何人かいて、その日の気分でアチコチ泊まり歩いたりしてるよ」
ひと口にパパ活といっても、さまざまな形があるようだ。
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