詐欺や迷惑電話には即「ガチャ切り」!Googleスマホ「AIの電話対応」が優秀すぎた

 警察署の署員をかたり、警察署の代表番号の末尾「0110」でかかってくる詐欺電話が多発している。4月15日には福島県警が録音された実際の詐欺電話の音声を公開し、注意を呼びかけた。

 公開されたやり取りでは、「警察に被害届を出したほうがよい」「福岡県警察本部が管轄になります」などと畳みかけ、最終的にビデオ通話で身分証明書の提示を求められる様子がリアルに記録されていた。

 また、3月20日には、福岡市の30代女性が、警察官や検察官を名乗る人物から「あなたに多数の容疑がかかっている」などと言われ、8回にわたり合計1630万円をだまし取られている。

 こうした詐欺犯の巧妙な手口のから逃れる術や、撃退する方法はないのか。ITジャーナリストが言う。

「スマホのGoogle Pixel限定ですが、『AIによる電話対応機能』があります。このAIがあまりに優秀なため、詐欺電話や迷惑電話に極めて有効だと話題になっているんです」

 使い方は、電話がかかってきた際に「スクリーニング」ボタンを表示し、タップするだけ。あとはAIが代わりに電話対応してくれる。怪しい電話には、「恐れ入りますが、当方とは関係のない内容のようです。お電話ありがとうございました」と対応し、相手が喋っていてもお構いなしにシャットアウトしてくれる。

 一部の利用者からは、「ガチャ切りだけでなく、できるだけ引き伸ばして通話料を負担させる嫌がらせ機能もほしい」などというリクエストも上がっているとか。

 実際に、イギリスの通信事業者「Virgin Media O2」の電話対応AIには、詐欺師からの電話に延々と話し続けて時間を浪費させる「AIおばあちゃん」がある。AIと知らずに30~40分も会話した詐欺師もいたという。

 AIを有効活用することで、1件でも多くの詐欺被害がなくなって欲しいものだ。

(ケン高田)

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