男の“手慰み行為”を記録するスマホアプリが大ヒットしている。
当初はアンドロイド版しかなかったが、昨年8月、10万ダウンロードを記念してiOS版がリリースされ、人気に拍車をかけている。
「アイナーノ」は、日々の“セルフプレジャー”を記録・管理するヘルスケアアプリで、慰撫に費やした時間を計るためのストップウオッチ機能を搭載。これにより、熱中しすぎることを防げるという。また、バイオリズム機能では、設定期間の行為指数を算出することができ、1日1回のペースだと「1.00」と表示される。
また“オカズ”についても、「ライブ配信」「動画」「漫画」「画像」「小説」「音声」「その他」「なし」など複数のタグを設定。どのジャンルに時間を費やしたかがパーセント表示される。これまでパートナーとの営みを記録するアプリはあったが、一人行為をここまで細かく管理できるのは珍しい。
これまで女性向けには「ルナルナ」などの生理周期管理アプリがあり、セルフや行為した日を管理している人も多かった。アイナーノは性別限定していないものの、男性にとっては性的欲求を可視化することで、体調管理などに役立つというわけだ。
というのも、更年期を迎えた中高年男性の場合、男性ホルモンであるテストステロンが激減することで肉体的にも精神的にも不調が訪れることがある。精の放出によりテストステロンの分泌量は増加するため、アプリに記録することでホルモンバランスを管理するのは、ひとつのアプローチになるだろう。
盛んな若者より、むしろ中高年男性こそ試してみる価値があるのかもしれない。
(ケン高田)