東京五輪「無観客」で73億円が水の泡!?「オリ観アプリ」に批判殺到のワケ

 衆院予算委員会の質疑の中で、東京五輪専用の「オリンピック・パラリンピック観客等向けアプリ(仮称)」通称「オリ観アプリ」の開発費に政府が73億円を投入していることが明らかとなり、ネット上では驚きの声があがっている。

「オリ観アプリは海外からやって来る選手や関係者、観客向けに今年1月から開発が進められている健康管理アプリケーションで、他にもビザの申請やGPSで位置情報の確認、顔認証、QRコードの表示など様々な機能を兼ねそなえたものになる予定です」(社会部記者)

 そもそも東京五輪の誘致を始めた頃は開催経費約7300億円のコンパクトオリンピックを掲げていたが、五輪でしか使えない来日者専用アプリに73億円を投じることにネット上では、《1回きりの大会のために73億のアプリを制作って…。そもそもなぜ五輪にアプリが必要なのか?スマホを持ってない人はどうすんだ?》《政府が無知なのか、それとも開発者がふっかけているのか、どちらにせよ73億出す方も受け取る方もどうかしている》《なぜ今年に入ってからアプリ開発を始めてるの?不具合出たって間に合わない》《こうして国民の血税が食い潰されていくのか…》など批判が殺到している。

「まず、これだけ多機能なアプリが本当に機能するのかが疑問です。新型コロナウイルス感染者と接触したことを通知するというシンプルなアプリ『COCOA(ココア)』ですら約4億円をかけて不具合だらけでしたからね。加えて、東京五輪が開催できない場合を想定していないようなので、中止もしくは無観客となれば73億円が水の泡と消える可能性もあるわけです。本当にそれだけの費用が必要だったのか、疑問しかありません」(経済ジャーナリスト)

 予算委員会では野党から皮肉をこめて「神アプリ」と揶揄されたが、金食い虫にならないことを願うばかりだ。

(小林洋三)

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