AirPodsはダサさの象徴!?「有線イヤホン」が若年層のおしゃれアクセサリーだって

 音楽を聴く際に手放せないイヤホンやヘッドフォン。特に外出時にはBluetooth方式の「無線イヤホン」を使用している人も多いだろう。

「ふてほど」が昨年の流行語大賞にもなったドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)では、アップルの無線イヤホン「AirPods」を使用する人を見て、「耳からうどんが出ている」と指摘する主人公のセリフが話題になった。最先端の無線イヤホンはすっかり身近な電気製品になっているが、実は、こうした無線イヤホンはすでに時代遅れなんだとか。特に若年層の間では、すでに一周回って「ダサい」のだという。トレンドサイト編集者が語る。

「近年は無線イヤホンではなく、有線イヤホンが若者の間でおしゃれアクセサリーになっています。無線タイプがあまりにも流行したため、逆に『人と違う商品を持ちたい』というニーズが高まり、むしろAirPodsはダサさの象徴にもなっているようです。また有線式イヤホンは価格も数千円程度で、若者世代にも手が出しやすく、左右のイヤホンを友達同士シェアして一緒に聴くスタイルもエモいというわけです」

 確かに無線イヤホンの場合、ファッション性とは別に、落として紛失してしまったり壊してしまうリスクがある。だが、有線の場合はそのような心配が少なくて済む、という利点もあるようだ。また、充電を必要とする電子機器が1つ減るのもメリットと言えるだろう。

 かつてのiPhoneには、購入時に有線イヤホンが付属していた。だが、その使い道に困り、ほったらかしにしていた人も多いかもしれない。最近では、それらがメルカリなどで数多く販売されている。原点回帰とも言える有線イヤホンの需要増が出品に拍車をかけているようだ。

(ケン高田)

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