日本国際博覧会協会は12月24日、2025年大阪・関西万博会場に持ち込める荷物について発表した。
安全対策や保安上の理由により、サイズにかかわらず、スーツケースなどキャスター付きの荷物の持ち込みは禁止。持ち込めるのは幅60センチ、奥行き90センチ、高さ40センチ以内の荷物だ。それ以上の大きさの大型荷物は会場で預けることはできるが、限定で200個。しかも1個当たり何と1万円の費用がかかる。
大阪・関西万博の入場チケットの種類はいくつかあるが、早割1日券が大人6700円、会期中の1日券が7500円。大型荷物の預かり費用が1日券よりも高いという。大型荷物については、鉄道駅での預かりサービスを整備するとともに、コインロッカーや宿泊ホテルに預けるように万博協会は促している。
しかし当然、ネット上もざわついた。《荷物預かりに1万円!?高っ!》《まるで嫌がらせみたいですね》《1万円と知らずに現地に行ってしまう人も多くいるでしょう》《万博には皆さんこないでね、と言っているようなもの》などと、驚きと批判的な声が続々と上がっている。
「実際、大型荷物を預けるのは円安で金銭的に余裕のあるインバウンド客が中心でしょう。それにしても大型荷物を預けられる個数が200個というのは少なすぎる。大阪万博の来場者数は1日当たり15万人以上と予想されています。大型荷物を預ける客の間で、激しい争奪戦が起こることは容易に想像できます。それをビジネスチャンスと考える人も少なくないはずです。会場周辺では『簡易荷物預かり所』として不当に営業する業者も出てくるのでは。1個当たり5000円に設定しても正規金額の半分ですから、利用者は殺到しそうです」(スポーツ紙記者)
闇預かり業者が多数出てくるかも。
(石田英明)