国会では政党が議員に支給する「政策活動費」の廃止および使途の公開義務について議論が進められているが、改めて自民党の金満ぶりが話題になっている。
12月5日放送の「報道1930」(BS-TBS)では、11月29日に公開された2023年分の政治資金収支報告書の内容を公開。驚くべきは自民党の“裏金議員”の金の使い道だ。22年分の報告書に「カニ代22万5300円」「商品券代30万円」などと記載していた高木毅前衆院議員はすべて「贈答品代」に書き換え、西村康稔衆院議員(党員資格停止中)は年間約290万円の「土産代」を計上していた。
第2次石破内閣の閣僚で目立ったのは高額な飲食代だ。番組調べでは、加藤勝信財務大臣は10万円以上の会食費を28件計上し、その合計は約590万円におよんだ。23年4月5日にはフランス料理や中華、焼肉店など飲食店6店で計106万円を支出していた。ネット上をザワつかせたのは、林芳正官房長官の飲食代だ。10万円以上の支出は41件にのぼり、その合計は約903万円。23年1月から2月にかけて、千代田区にあるふぐ料理店を5回利用し、支出額は約151万円にのぼった。
番組キャスターの松原耕二氏が「国民から見ると、税金を取られて1円単位までいろいろ計算して非課税の政治資金で、中には政党交付金、税金も入っている。『いや、いいですね、特権階級は』と思ってしまう」と私見を述べると、国民民主党の浅野哲国対委員長代理も、「あまりにも一般の国民、生活を送られている方々からすると、かけ離れた感覚と言わざるを得ない」とコメントしていたが、SNS上でも《林さんは主食がふぐなのか》《ふぐの天敵だな》《どんだけふぐ好きなんだ》といった声が寄せられていた。
「林芳正氏の選挙区は山口3区。ふぐの産地で知られる下関市も含まれているため、林氏としては少しでも地元の漁業を応援したいという気持ちがあるのかもしれませんが、時価4万円以上もするコースを2カ月で5回も堪能できるとはうらやましい限り。政治資金収支報告書には、誰とどのような目的で飲食したのかを記載する義務はなく、選挙区の有権者が含まれている可能性も否定できません。浅野氏が言うように、国民の感覚からかけ離れた“飲み食い政治”から1日も早く脱却すべきでしょう」(メディア誌ライター)
本格的な冬の到来により、天然ふぐは旬を迎えている。一度でいいからご相伴にあずかりたいものだ。
(福島シゲル)