ブラックフライデーでAmazonデバイスが爆安も、購入を躊躇させる「ある理由」

 今年も大型セールイベント「Amazonブラックフライデー」の季節がやってきた。今年は11月29日から12月6日まで本番セールが開催されるが、すでに27日から先行セールが始まっており、お目当ての商品を格安でゲットしたという人も多いのではないだろうか。

 目玉商品は数多いが、人気の定番は「Amazonデバイス」だろう。中でも「Alexa」と話しかけるだけで音楽を流したり、家電を操作できるスマートスピーカーやスマートディスプレイは40%以上も値引きされている。

 そんな人気商品のAmazonデバイスだが、Amazon Echo Showの購入を検討しているユーザーの間で、広告の表示に関する不満が広がっているという。一体なにが問題になっているのだろうか。家電ライターが説明する。

「実はEcho ShowやFire TV、Fireタブレットなどは、デバイス内にシームレスに広告が表示されるのです。ユーザーが設定を変えることによって広告の頻度を下げることも可能ですが、完全に消すことはできません。広告はユーザーの興味のあることに合わせて表示されるため、共有するスペースに設置している場合は、家族などに見られる可能性がある。これを嫌って購入を躊躇する人がいるのもたしかです」

 SNS上では「ほんまコレなんよな echo show持ってたけど、ただ単に時計とか天気予報を流してくれりゃいいのに…」「卑猥アニメ大量購入してるので、家族に見られたらめちゃ気まずい。これ以上勧めないでほしい」「設定を変えたのであまり見なくなったが、たまに出てくるな」などといった声が寄せられている。

 広告表示は今後のアップデートや設定変更などで改善される可能性があるが、確実に表示されなくなるとは言い切れない。ブラックフライデーでのバーゲンプライスは魅力だが、いまひとつ購入に踏み切れないという人も少なくなさそうだ。

(ケン高田)

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