そろそろ年末の大掃除に着手しようと考えている人も多いだろう。近年、この時期になると爆売れするのが「オキシ漬け」で有名な酸素系漂白剤の「オキシクリーン」だ。
Amazonの商品ページを見ると、1500g約1500円の商品は過去1カ月で8000点以上、2000gの詰替え用約1700円も1万点以上購入されている。
「同製品は弱アルカリ性なので、効果的に落とせるのは酸性の汚れ。油汚れや皮脂汚れに有効です。衣服などをオキシ漬けし、流れ出る茶色の汚水に驚きの声がSNSであがるのも、この時期のお約束ですね」(住生活ジャーナリスト)
もはや大掃除には欠かせない商品とも言えるが、実は、オキシクリーンよりも安価で洗浄力の高い漂白剤があるという。
「酸素系漂白剤で圧倒的な洗浄力を誇るのが、花王の『ワイドハイターPRO』です。こちらも洗剤だけでは落としきれないガンコな汚れや菌を落としてくれます。洗浄力が高いのは、オキシクリーンにはない界面活性剤が含まれているため。オキシクリーンでは落ちなかったシミもワイドハイターPROで見事に落ちたという報告も多いので、オキシ漬けに満足できなかった人は試してみるといいでしょう。ただ、同じオキシクリーンでも『オキシクリーンEX』は界面活性剤が含まれているので、こちらも効果が期待できそうです
」(前出・ジャーナリスト)
いずれにせよ、汚れに合った洗剤を賢く使って、効率よく大掃除を済ませたいものだ。
(ケン高田)