本人もまさか今さら掘り返されるとは思っていなかった?
アンガールズの田中卓志が10月9日放送のラジオ番組「アッパレやってまーす!」(MBSラジオ)に出演。母親の弁当をけなされて、ブチ切れたエピソードを振り返っている。
リスナーからお弁当の思い出について聞かれた田中は「お母さんのお弁当で誰のが一番いいでしょう、みたいなのを番組でやったんです。で、うちのお母さんの弁当が最下位になった」と、過去のバラエティ番組の企画で、残念な結果になったことを説明。
続けて、田中は「誰だったっけな? 誰かに『冷凍食品のから揚げ入れるってちょっと愛情が足りないです』みたいに言われて」と、名前こそ思い出せなかったものの、その企画で審査員を務めていた女性タレントに母の弁当を酷評されたことを明かし、その結果、母親が「落ち込んで泣いちゃったんですよ…」と話している。
そこで田中は「俺、お母さんのために大暴れで、『いいだろ、別に! うちのお母さんは看護師やってて、夜勤とかで不規則なシフトで疲れてるから、冷凍食品も入るんだよ!』って、ブチ切れて」と、その女性タレントに怒号を上げたといい、「それがなんでダメなんだ!見ろ、母ちゃん、うまいぞ」と叫びながら弁当を食べたそうだ。
そんな田中の母を思う気持ちが他のタレントの母親たちの心も打ち、泣き出す人が続出したとのことで、「そんなつもりなかったんですけど。あの時は、人生でかなり大立ち回りしました」と振り返って、エピソードトークを終えていた。
すると、リスナーやこの話をネットニュースで知った人たちは、実際の映像を見てみたいと思った人も多かったようで、YouTubeにアップされていた当時の番組の動画を再生する人が続出。
そこで、田中本人も忘れていた、母親を泣かせた女性タレントが明らかになったのだ。
「当時、毒舌キャラでタレントとしてもブレイクしていたモデルの小森純ですね。確かに冷凍食品のから揚げを食べて『これが粘っこかった。何か分からなかった』と評していました。そんな小森はその後、12年にぺニオク騒動が発覚。しばらくメディアからは姿を消し、5年後にバラエティ番組で改めて騒動を謝罪したものの、やはり再ブレイクとはいきませんでした。そんな彼女が田中の母の弁当を酷評したと知り、再び批判の声があがっています。
とはいえ、番組側は小森の毒舌を期待して起用しているわけで、小森はそれに応えただけのことですから、責めるべきはこの企画を実施した番組自体でしょう。また、小森を擁護するわけではありませんが、映像を見る限りでは田中の母は小森の言葉に泣いたというよりも、“夜勤”という言葉を使ったり、厳しい労働環境を明かしたうえで必死にフォローする息子の言葉に感涙したといった感じでした。田中の母も企画内容を知ったうえでオファーを受けていたでしょうから、審査にかけられる心の準備はできていたでしょうしね」(エンタメ誌ライター)
また、このエピソードは2年前にもドランクドラゴンの鈴木拓がラジオ番組で明かしており、その時も小森は俎上に上げられている。いまや“キャリアママ”になり芸能界と距離を置いているとはいえ、小森としてはこれ以上掘り返してほしくないエピソードだろう。
(本多ヒロシ)