アップルが、自社製テレビの開発を検討していると米ブルームバーグのテクノロジージャーナリストであるマーク・ガーマン氏が明らかにした。新たなアップル製品が誕生するかもしれないが、失望の声も漏れ聞こえてくる。
「現在、同社は来年3月頃に発売を予定している壁掛け型のスマートディスプレイを開発しており、さらに26年にはAI対応のスマートホームカメラを生産開始するともされ、スマートホームデバイスに注力していくとみられています。ガーマン氏によると、これらのデバイスが商業的に成功した場合に自社製テレビの開発に着手する可能性があるとしていて、発売されるとしても何年も先になると考えられます」(ITライター)
かつて、アップル共同創業者であるスティーブ・ジョブズ氏がすすめていた“iTV”開発プランがよみがえるかもしれない。しかし、同社製品を愛好する“信者”たちからは《Android TVへの対抗策かな。今さら感が半端ない》《金儲けのための製品って感じで、アップルらしい革新性は微塵もなさそう》《ジョブズ氏が亡くなって、アップルカーとか開発しはじめてから方向性がおかしくなってる気がする》など否定的な意見が見られる。
「これまで、アップルはMacやiPod、iPhone、AppleWatchなど、世界を一変させるようなイノベーション製品を数々発表してきました。アップル製テレビにどのような技術が組み込まれるかは分かりませんが、これまでの製品のような驚きを与えてくれるとは正直考えづらいですよね。かつてジョブズがiTVの開発をしていたのは事実ではあるものの、それはスマートテレビが普及するずっと前の話。近年、アップルからイノベーションは失われたとも言われ、投資の神様ウォーレン・バフェットもアップル株を70%以上売却したと報道されました。果たして、アップル製テレビはファンを納得させられるのでしょうか…」(フリージャーナリスト)
今のところ発売されるかどうかも分からないが、最新情報に期待しよう。
(小林洋三)