ハンバーガーチェーン「モスバーガー」は11月13日より、年末年始に高まるプチ贅沢ニーズに対応した「新とびきりアボカド」（税込790円）と「一頭買い 黒毛和牛バーガー ～山わさび醤油（しょうゆ）仕立て～」（同890円）の限定販売を開始している。どちらの商品も甲乙つけがたかったので、思い切って双方をいただき食べ比べしてみた。
まず「新とびきりアボカド」は、今年3月に販売が開始された国産牛100％使用のパティを使った“新とびきり”シリーズの最新作。ダイエット食としても活用され、ヘルシー志向な人たちからも人気のアボカドを贅沢に使った、ココロもカラダも満たされる一品だという。
商品を手にとってみると、楕円形のパティの上にダイス状にカットされたアボカドがこれでもかと乗せられ、重さスッシリのボリューム感。国産牛100％パティの肉肉しさと、それに負けないほどのアボカドのクリーミーでまろやかな味わいが口いっぱいに広がる。アボカドに添えられたソースはマヨネーズをベースにケイジャンやクミンといったスパイスに加え、レモンパウダーも使用されており、レタスやトマトのフレッシュ感と合わせてすっきりといただくことができ、食後感は実に爽やかだ。
続いて「一頭買い 黒毛和牛バーガー～山わさび醤油仕立て～」は2022年から毎年数量限定で販売している黒毛和牛の各部位をパティに使用した商品で、通常のハンバーガーでは使用されないサーロインやヒレといった高級部位も入ったご褒美バーガー。今年は国産の山わさびをソースに使用し、フランスパンなどに使用される小麦を使った専用のプレミアムバンズまで開発したというこだわりようだ。
「新とびきりアボカド」に比べ茶色みが濃いバンズに、四角く形成された黒毛和牛のパティがサンドされ、ソースの香ばしい香りが食欲をそそる。ひと思いにかぶりつくと、口の中に黒毛和牛のジューシーな肉汁が溢れ出し、強烈な肉の旨みがガツンとやってくる。また、バンズは小麦の香りが非常に良く、甘辛なソースにはわさびのほのかな辛みもあって、非常に贅沢な大人のバーガーといった印象だ。
わかりやすく分類するのなら、「新とびきりアボカド」は女性好みの、「一頭買い 黒毛和牛バーガー ～山わさび醤油（しょうゆ）仕立て～」は男性好みのするバーガーといったところ。どちらも「モスバーガー」らしく、非常に丁寧な作りとなっている。なお、「新とびきりアボカド」は1月下旬まで、「一頭買い 黒毛和牛バーガー ～山わさび醤油（しょうゆ）仕立て～」は150万食限定でなくなり次第終了となるので、食べ逃しのないようお早めに。
（小林洋三）
