ラグビー日本代表を10倍面白く見るトリビア20(3)サッカースパイク使用の選手も

 試合会場にも知っておきたいトリビアがあった。日本対アイルランド戦をはじめ、2試合を観戦したラグビーファンはこう話す。

「【11】同じスタジアム内でも売り子のビールと、売店のビールは値段が違います。売り子は缶ビール700円でちょっとぬるい。売店は1000円ですが、缶ビールより量が多くて冷えているんです。ちなみに、自席で売り子を待ってもほとんど来ません。今すぐ飲みたがる外国人ファンが長蛇の列を作っているので、歩いて販売する暇がないんです」

 ラグビーファンはビール党で知られ、日本大会組織委員会によると、15年イングランド大会の各会場のビール消費量は合計で130万リットル。1試合平均では、サッカーのイングランド・プレミアリーグと比べて6倍以上だとか。

 お酒にまつわる話では、ラグビー界には飲み会の時、「右手でジョッキやグラスを持ってはいけない」という暗黙のルールが存在する。ラグビー元日本代表キャプテン伊藤剛臣氏はこう明かす。

「【12】握手する時に右手が濡れていたり、冷たくなっていたら失礼というのが始まり。日本だけではなく世界共通で、右手で飲んでいるのがバレたら『バッファロー』と指摘され、一気飲みしないといけないんです」

 この先、合コンでも「バッファロー」がはやりそうな予感が!

 試合観戦するなら覚えておいたほうがいい豆知識をもう一つ。

「【13】長傘の持ち込みは禁止なんです。最寄り駅に着いた時点で会場スタッフから持ち込めないと言われ、駅周辺には大量のビニール傘が捨てられていました」(ラグビーファン)

 スタジアムに預ける場所もあるが、ビニール傘の値段より利用料が高かったという。

 試合中に選手の足元を見てみると、サッカーのスパイクを着用して出場している選手もいた。別の競技でも「規定上、問題ない」と伊藤氏は言う。

「【14】主にフォワードの選手はスクラムを組むので、強く踏み込めるようにポイントが長いスパイクを好みます。バックスの選手はスクラムよりもスピード重視のプレー機会が多く、軽量のサッカースパイクを履くことも珍しくないんです」

 試合を見ているとラグビーパンツの短さも気になるところ。諸説あるが、「相手につかまれにくいように短いデザインになった」というのが理由のようだ。

「僕が大学2年ぐらいまでは【15】ピチピチのパンツで、その下はノーパンが当たり前でした。ごくまれにアクシデントもあって、ある試合で大敗した翌日、寮で朝食を食べながらスポーツ紙を読んでいたんです。相手の選手がトライする瞬間、僕がタックルしている写真が載っていたのですが、よく見たら僕のお股から〝ラグビーボール〟がポロリ。試合に負けた悔しさと恥ずかしさが込み上げ、『ヌウォーーー』と叫びましたよ。今の選手たちはスパッツをはいているので心配無用です」(伊藤氏)

 これで、ひと安チン!

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