ジャニーズJr.の育成を担当する滝沢秀明がジャニーズ事務所の取締役副社長に就任し、今後さらにネット戦略を強化するとの見方が強まっている。そこで一つの核となるのが、昨年3月21日に開設されたYouTubeの「ジャニーズJr.チャンネル」だ。
同チャンネルでは曜日別にSnow Man、Travis Japan、7 MEN 侍、美 少年、そしてHiHi Jetsの5組が出演。時にはガチなロケ番組、時には緩いトークと硬軟織り交ぜたコンテンツでジャニヲタたちを喜ばせている。だがこの「ジャニーズJr.チャンネル」に、ジャニーズ事務所の弱さが露呈しているというのである。芸能ライターがささやく。
「同チャンネルの登録者数は75万人弱で、芸能人のチャンネルとしてはズバ抜けて多いわけではないのが現実。半年遅れで参入したカジサック(キングコング梶原雄太)は137万人、オリラジの中田敦彦は126万人といずれも100万人の大台を突破しており、ベースのファン層で比べればジャニーズJr.のほうが圧倒的に多いはずですから、彼我の差は明らかです。しかも増加率では今年に入ってからジャニーズJr.チャンネルが約7割増なのに対し、カジサックは倍増、中田は5月からほぼ100%の増加となっており、伸びの勢いは段違い。今後はますます差が広がっていくことでしょう」
ついでに言うと、新しい地図で唯一チャンネルを解説している草なぎ剛は93万人なので、ジャニーズJr.の5組が寄ってたかっても草なぎ一人に及ばないのが現実だ。
「ジャニーズ事務所ではかつて、画像1枚のアップも許さないなど、ネットコンテンツに厳しい統制を敷いてきました。そこで満を持して始めたジャニーズJr.チャンネルでは、一気の登録者を集められると楽観視していたのではないか。ところがふたを開けてみるとコアなファンばかりで、一般層への広がりではお笑い芸人にも勝てない状況。この状況に関係者は戸惑いを見せているようです」(前出・芸能ライター)
果たして滝沢副社長に、次の一手はあるのだろうか。
(浦山信一)