「カップ麺消費量日本一」の青森市民が選ぶ「津軽煮干しラーメン激にぼ」ってどんだけ美味い!?

 総務省が発表した23年の「家計調査」によると、外食におけるラーメンの支出額(2人世帯以上)が、日本一多かったのは山形市の1万7593円だった。一方、お湯を注ぐだけで手軽に食べられるカップ麺の世帯あたりの支出額が1位だったのは、青森市の7496円という結果になった。

 こちらも総務省が公表している「小売物価統計」では、23年7月時点での青森市のカップ麺の平均価格は195円。1世帯当たり約38.4個購入している計算になるが、では、そんな「日本で最もカップ麺好き」な市民に支持されている商品は何か。

青森市在住で「今は一人暮らしなので夜はカップ麺で簡単に済ますことが多い」という20代の女性会社員は、「お気に入りは『煮干しラーメン』。昔から慣れ親しんだ味だし、あっさりした風味が好き」とのこと。また、受験勉強の合間に夜食として食べることが多いという男子高校生は、「カップヌードルやどん兵衛もよく食べるけど、最近ハマってるのは、青森で有名なタレ『スタミナ源たれ』を使用した『にんにく焼きそば』。でも、『味噌カレーミルクラーメン』も捨てがたいですね」と話す。

 これらは青森県内のスーパー、コンビニでは当たり前のように見かけるご当地麺だという。インタビューした他の青森市民の中にも同じカップ麺を挙げる者が多かった。

 ちなみにYahoo!ショッピングで《青森 カップラーメン》を検索すると、売れ筋ランキングの1位は「青森津軽煮干しラーメン 激にぼ」(東洋水産)。2位は「青森味噌カレーミルクラーメン」(東洋水産)、3位は「明星 チャルメラ 青森スタミナ源たれ にんにく塩焼そば」(明星食品)、以下、4位「東北の味 青森煮干ラーメン」(タジマヤ)、5位「明星 チャルメラ 青森スタミナ源たれ にんにく醤油焼そば」(明星食品)と続く。

「北海道では、地域限定販売の『やきそば弁当』(東洋水産)が圧倒的シェアを誇りますが、青森でもご当地系のカップ麺が大人気。完全にソウルフードとなっています」(大手紙青森支局記者)

 青森市民でない方は、ネット販売を利用するか、旅行や出張の際に一度食してみるのもアリかも。

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