日清食品高笑い!「まんぷく」効果でチキンラーメン爆売れに続く“第二波”

 日清食品が1958年に生み出したインスタント麺の「チキンラーメン」が、2018年度の売上で15年ぶりに過去最高を記録し、発売60周年目にしてウハウハ状態となっている。
 
「近年の日清は若者向けにキムチとごま油味の『アクマのキムラー』シリーズを出したり、CMで新垣結衣に袋麺をそのまま食べさせるはっちゃけた食べ方を提案をしたりと、斬新な手法で売上を伸ばしていましたが、なんといっても効いたのが、NHK朝の連ドラ『まんぷく』の放送です」(食品メーカー関係者)

 長谷川博己演じる日清食品創業者の安藤百福と、安藤サクラが務める妻・仁子がモデルとなった同ドラマは、のきなみ高視聴率を叩き出し、「チキンラーメン」(ドラマ内では「まんぷくラーメン」)の開発、発売に至る経緯が描かれたことで一気に注目度が高まった。
 
「2月13日の放送でついに『チキンラーメン』が完成したのですが、ネット上では《観ていて食べたくなった!》といった声が殺到。地域によっては一時、手に入らないスーパーもあったほどです」(ネットウオッチャー)

 日清食品としては、笑いが止まらない、というよりある程度予測していたことかもしれないが、ドラマがいよいよ佳境に入る今後、オイシすぎる“第二波”がやって来るという。

「いよいよ、カップ麺を製作する段階に入っていきます。つまり、あの『カップヌードル』が完成するまでの物語が描かれるということ。現状でも押しも押されもせぬカップ麺の王様ですが、放送を機に、こちらの売上もさらに伸びそうです」(前出・食品メーカー関係者)

「まんぷく」効果、恐るべしだ。

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