蒸し野菜で23キロ減量!映画「ジョーカー」の名優が明かした壮絶な役作り

 俳優のホアキン・フェニックスが10月4日より日米同時公開される映画「ジョーカー」の撮影に挑むため、23キロもの減量に成功していたことを明かしている。

 架空の都市“ゴッサムシティ”で悪の化身としてヒーロー・バットマンを苦しめる悪役・ジョーカーの生涯を描いた同作。今年度のアカデミー賞が確実とも謳われるこの超話題作の主役に抜擢されたホアキン・フェニックスは米の映画専門誌「Total Film」の取材において、ジョーカーへの役作りとして食事制限による23キロの減量に成功したと告白した。
 
 その具体的な内容としては「凄まじいダイエットだったね。5月にスーパークリーンな食事をスタートさせて、食べたのはわずかなドレッシングをかけただけのサラダさ。あとは蒸した野菜だったりを食べていたよ」と説明し、1日1回の食事が“レタスに蒸したインゲン”や“蒸したアスパラガスにリンゴ”のみという過酷なものだったと振り返った。

「ハリウッドでジョーカー役といえば、オスカー俳優へのし上がる為の登竜門のような大役とも言えます。過去にも複数の名優によって演じられてきたジョーカーですが、中でも最も高い評価を受けたのが2008年公開の『ダークナイト』のヒース・レジャー。この時も、ヒースは撮影前から1カ月間、ロンドンのホテルに閉じこもり周囲との交流を遮断。より“パンク“なジョーカー像へと自らを近づけるという壮絶な役作りをしたことが話題となりました。しかしながら、その負担が身体に悪影響をもたらしたのか、撮影終了後にヒースは不眠症を患い、急性薬物中毒により『ダークナイト』が公開される前に他界しました。それだけに今回のホアキンも、過激なダイエットに臨んだとのことですから今後の健康には十分注意してもらいたいですね」(テレビ誌ライター)

 映画界で最も名誉ある大役ともいうべきジョーカー役に挑んだホアキンには、ネットでも「ジョーカーは怪優がピッタリの役なのでホアキンで正解」「これでアカデミー賞撮ったら凄い」などと期待の声が上がっている。

 若き日のジョーカーが味わった精神的な苦痛や苦悩を表現する上で、ホアキンの“激ヤセ”は欠かせなかったのだろうが、その役者としての本気度をスクリーンで確かめてみるのも一興だろう。
 
 (木村慎吾)

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