関ジャニ∞の47都道府県ツアーで「移動難民」が大量発生か

 11月6日の大阪公演から始まる関ジャニ∞の47都道府県ツアー「Upd8」が話題を呼んでいる。同ツアーではドームやアリーナといった大型会場ではなく、市民会館レベルの会場を使用。ツアーで最大級のホールでも2000席程度で、チケット争奪戦が熾烈を極めることは確実だ。

 しかもその多くは、県庁所在地ではない場所で開催。東京では八王子市、埼玉では越谷市、愛知では一宮市といった具合だ。そのため一部の会場では、ホールにたどり着けない“移動難民”が発生する恐れすら危惧されているというのである。全国の地理に詳しい鉄道ライターが指摘する。

「47会場のなかで最もアクセスが悪いのは、青森県五所川原市の『ふるさと交流圏民センター オルテンシア』ではないでしょうか。同センターの最寄り駅は津軽鉄道の十川駅ですが、津軽鉄道は1時間に1本程度しか走ってないうえ、わずか1〜2両編成のため乗りきれない恐れも。それゆえJR五所川原駅から20分ほどの道のりを徒歩移動するのが最も確実です。そしてファンにとって死活問題となるのが終演後の足。というのも18時開演のコンサートを観た後だと、五所川原駅からの電車は21:18発の弘前行きしかなく、同日中に青森県外に出るのはほぼ不可能だからです。唯一の手段は21時と21時半に出発する東京・横浜行きの高速バスだけで、これらのバスも予約は一瞬で埋まるに違いありません」

 どうやら青森公演に無計画で向かうのは自死行為のようなので、運よくチケットが当選した人は、移動手段や宿泊先を綿密に計画しておく必要がありそうだ。ほかにも旅慣れていない人なら途方に暮れそうな会場もあるという。

「宮崎の西都市民会館も要注意。すぐそばに西都バスセンターがあるものの、終演後の時間帯に宮崎市街地に向かうバスは2〜3本しかなく、ほとんど当てにできません。最寄駅として案内されているJR日向新富駅に向かうバスも終わっているので、宮崎公演の来場者はタクシーに分乗して宮崎駅方面に向かうのが良さそうです。他の会場でもそうですが、市民会館で市外からのアクセスが悪いところが珍しくないので、県外から遠征する人はタクシーを使ったり、レンタカーに分乗するといった自衛策を検討したほうが安全でしょう」(前出・鉄道ライター)

 せっかくチケットが当選したのに当日、会場にたどり着けなかった。そんな悲劇に遭わないよう、入念に準備して臨みたいものだ。

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