マクドナルドの「都心店価格」横浜駅西口と東口で「50円差」の怪現象

 全国どこでも同じ味、同じ価格で商品を提供できるのがチェーン店のメリットといえるが、横浜駅周辺のマクドナルドで、店舗ごとに「価格差」があることが、SNS上で注目を集めている。

 話題になっているのは、横浜駅周辺のマクドナルドで、特に横浜駅の東口にある「ベイクォーター店」と、横浜駅西口の「横浜西口店」で価格が異なるという。あるXユーザーは「横浜西口店が都心型価格適用、ベイクウォーターが適用なしです」と補足し、立地によって価格が異なる理由を説明している。また関西のXユーザーからも「関西空港も高くてビックリした」と、価格差を指摘する声が上がっている。

 実際、西口店では「ごはんてりやき」が500円で提供されているが、「ベイクォーター店」では50円安い450円。他の商品もおよそ50円安くなっており、ベイクォーター店の方がお得感がある。

 フードライターが解説する。

「日本マクドナルドは昨年7月19日から東京都や大阪府、愛知県など3大都市圏の都心部を中心に184店で商品を最大90円高くする値上げに踏み切りました。その際、店舗ごとのテナント料などを加味し、標準の価格で提供する『通常店』、価格設定を高くした『都心店』に分類。通常店と都心店との価格差は1商品あたり10~90円となっています。あらかじめこれから向かう先などを考慮して店舗を選べば、お得に商品を購入することができるでしょう」

 大手外食チェーンではいま、一律価格をやめる動きが広がっている。人件費や物流費上昇が続く中、ある程度の値上げは仕方ないといえるが、近隣に別のマクドナルドがある場合は、まず価格を調べてみた方がいいかもしれない。

(ケン高田)

ライフ