激突!「小池百合子vs蓮舫」煮えたぎる7年怨讐(2)萩生田氏がマイナス票に

 ケンカを売られた小池氏だが、5月29日に開会した都議会定例会では出馬宣言せず、口をつぐんだまま。

 前日には、都内自治体の約8割超の52市区町村長が立候補要請文を小池氏に手渡し、支持を表明したと報道されたが、その裏には〝女帝〟ならではの寝技が隠されていた。ある市長が要請を「個人の自由意志」と説明した一方で「小池氏側から応援の依頼があった」「踏み絵のようだ」と批判が噴出。これも小池流パフォーマンスなのだろう。作家で政治ジャーナリストの山村明義氏はこう話す。

「都民ファの関係者に聞いても、29日に出馬表明すると話していたそうですが、思いのほか蓮舫氏の注目度が高く、土壇場で判断したのでしょう。小池氏は選挙の戦い方を熟知していて、自分を『本命』だと見せるのが上手い。都民ファや公明党、自治体の首長に出馬してほしいと言わせて、ほかの候補者と格の違いを見せつけています」

 20年の都知事選は366万票を集めて圧勝したが、これまでと違うのは、裏金自民党が足枷になっている点だ。

 蓮舫氏も会見で「自民党返りをしている小池さんに改革はできない」「反自民党政治、非小池都政」とズブズブの関係を強調している。

 一方で政治資金パーティー裏金事件の余波が収まらない中、自民党は小池氏と連携して、最低限の手柄を上げたいのが本音だ。

「小池氏は自民党を利用しようとは思っているでしょうが、窓口の役割を担っている萩生田氏は、裏金事件で1年間の党役職停止処分を受けているだけに、表に出るほど票が減るのは必至。自民党に推薦を求めないことも含めて調整は続きます」(山村氏)

 ネックは自民党だけではない。いざ開戦となれば、蓮舫陣営が「学歴詐称疑惑」や実現できなかった「7つのゼロ公約」をはじめ、積もりに積もった恨みをボディブローのように浴びせて、ジワジワと追い詰めていくだろう。

「共産党の小池晃書記局長(63)も『最強最良の候補者』と全面協力を約束。れいわ新選組にも呼びかけ、『オール野党』で共闘する構えですが、政党色を薄めるために各党の幹部が並んで応援演説するのは避けるなど、着々と戦略を練っています」(立民関係者)

 押せ押せムードが漂っているが、ガチンコ勝負になれば蓮舫氏は劣勢に回るというのは、山村氏だ。

「これまでの都知事選は現職が圧倒的に有利で、現職に新人が勝ったことはありません。票は落とすと思いますが、現時点で私の票読みでは、小池氏が270〜80万票、蓮舫氏は200万票に届かないくらい。立民は選挙参謀が弱く、今のままでは大番狂わせは厳しいでしょう」

 挑戦者の大逆転なるか。女傑同士の遺恨マッチは、投開票日の7月7日まで目が離せない。

*週刊アサヒ芸能6月13・20日号掲載

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