突如として糖尿病の症状が…熱中症対策で気をつけたい「ペットボトル症候群」

 今年も5月から各地の真夏日(最高気温30度以上)が続出している。

 気象庁が5月21日に発表した3カ月予報では、6~8月の平均気温は全国的に高く、特に8月は暑さが厳しくなるという。

 こうなると熱中症対策が必要になってくるが、日本気象協会はエアコンを早めに試運転させることを勧めている。夏本番になってから不調に気づいても修理の予約が埋まっており、家電量販店でも品薄になるからだ。さらに軽い運動や入浴などによる「暑熱順化」も推奨。約2週間程度、意識的に汗をかくことで、体が暑さに適応するようになるそうだ。

 また熱中症対策では、こまめな水分補給が欠かせないが、その飲み方には注意が必要らしい。

「糖分の入った清涼飲料水を大量に飲むことにより『ペットボトル症候群』になる恐れがあるのです」とは医療ライター。

「ミネラルウォーターやお茶なら問題ないのですが、ジュースや炭酸飲料、スポーツドリンクなど糖分の入った清涼飲料水を大量に飲み続けると、身体に異常をきたすケースがあります。急にすごくのどが渇く、けん怠感、吐き気など、糖尿病が悪化したような状態になり、最悪の場合は意識障害を起こし倒れることもあるといいます」

 あくまで大量に飲んだ場合の話だが、予防には水やお茶での水分補給がいいようだ。

(鈴木十朗)

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