「バイト並み日当」でヒグマとハンターを戦わせる北海道の町役場に怒りの声が殺到中!

《あの熊の動画でバズったトラックです。本人から掲載許可もらってます。これが子連れヒグマの恐ろしさです。サイドミラーは破壊されて後ろは爪の痕が残っていました。ヤバいぜ~》

 あるXユーザーのこんな投稿がネットを騒然とさせている。「あの熊の動画」とは、4月28日に北海道根室市で撮影されたドライブレコーダーの映像のこと。山菜獲りで林道を走行中の軽トラックの前に子連れのヒグマが現れ、運転手が一時停止すると、直後に右方向から親グマが猛突進。車に体当たりされ、ワイパーが壊れ、フロントガラスにも大きなひびが入った。その後、軽トラックはスピードを上げて熊から逃げたが、執拗に追いかけてくるクマに「来た、来た! やばいぜ」と運転手の恐怖の声が生々しく残されていた。この動画はニュースでも報じられたので、目にした人も多いことだろう。

 投稿者は、「この運転手と猟師友達になります」と説明。運転手についても、「山菜取りの50代男性と報道されましたが、彼は子どもたちの登下校中に熊のパトロールをしたり、猟期には鹿を200頭以上とるすご腕スナイパーです。あの地域に貢献している方です」と紹介した。

 投稿にはクマの一撃によって割れたフロントガラスや、ボロボロに砕けたサイドミラー、ボディに刻まれたひっかき傷などの写真が添付されており、あまりの生々しさにSNS上では悲鳴が上がっている。

 ところで、そんなヒグマの対策をめぐって札幌市と旭川市のほぼ中間に位置する奈井江町では、ある問題が起きているという。町は地元の猟友会に「鳥獣被害対策実施隊」への参加を呼び掛けたのだが、命がけともいえる熊の駆除活動に対し、日当が8500円だったことで、「ハンターを馬鹿にしている」と怒りの声が上がったのだ。猟友会関係者が語る。

「そもそも北海道のヒグマは本州のツキノワグマとは大きさも凶暴性もケタ違い。札幌市ではクマ出没を受けた出動で1回2万5300円、捕獲・運搬した場合は3万6300円が支払われますが、命を担保するにはこれでも安い。町は予算不足を理由にしているようですが、バイト並の8500円は到底納得できる金額ではありません」

 ヒグマに襲われた運転手は、ボコボコにされた軽トラックを修理する意向だという。だが、直してしまう前に、文字通りの「爪痕」を、奈井江町の関係者は見るべきかもしれない。

(ケン高田)

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