元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が5月24日、金曜コメンテーターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)にリモート出演。軽はずみな発言でスポーツカーファンを怒らせてしまった。
番組では、神奈川県横浜市にある首都高速道路の大黒PA(パーキングエリア)に外国人観光客が殺到し、迷惑行為も横行していることを特集。大黒PAは〝車好き〟の聖地として知られ、スポーツカーやスーパーカー、旧車、ドレスアップ系の車などが集結することで知られている。また、米カーアクション映画「ワイルド・スピード」のロケ地になったこともあり、海外では日本のスポーツカーの人気が高い。VTRでは、RX-7(マツダ)やGT-R(日産)を目当てに来た外国人観光客もいた。インバウンドの〝観光地〟として注目を浴びる一方、一般道からフェンスを乗り換えて不法侵入するなど、迷惑行為に及ぶ外国人観光客も増えているという。
そんな大黒PAの人気の過熱ぶりについて一茂は、「外国の方は日本車に対するリスペクトがすごい」とし、「日産車のGT-Rとか出ていましたけど、レクサスとかも、そうした車を購入するのはすごいステイタス。外国人にとって」と持論を展開。続けて「そういうところ(大黒PA)にひと目見に行きたい。GT-Rとかも含めて、お金はムチャクチャ高いわけじゃないけど性能は本当にエクセレント。スポーツカーと変わらないような機能を持っているところに興味がある」と、日本車の人気の秘密を説明した。
性能の高さを称賛するのは良いとしても、ネット上では一部のスポーツカーファンから《GT-Rは一番安いグレードを買っても1400万円弱だけど、やはり金銭感覚違う?》《GT-Rの相場価格を知って高くないと言っているのか?》《レクサスはスポーツカーではない。RX-7やGT-Rだってお金かけていじったりしているから、普通に車を買うよりめっちゃお金かかりますよ》などと、疑問と怒りのコメントが上がった。
「GT-Rの2024年モデルの価格は1375万円から。この価格を『ムチャクチャ高いわけじゃない』と発言するのは、やはり金銭感覚が一般人とかけ離れているのでしょう。一茂は23年6月放送の『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)に出演した際、オープンカーのスポーツカーを購入したものの、自身の座高が高くてルーフを閉められないことを告白。そのため、22年10月に買ってから9カ月、1度もエンジンをかけていないことを明かしました。ルーフを閉めた状態を確認せず購入するほど、一茂にとってクルマの購入はたやすいということでしょう」(週刊誌記者)
一般視聴者とズレた感覚を当然のように情報番組で発言するあたり、さすが一茂である。
(石田英明)