【那須2遺体事件】逮捕の元子役が芦田愛菜と同レベルの天才扱いを受けていた大河ドラマ出演

 4月16日、栃木県那須町で夫婦の焼かれた遺体が見つかった事件で、警視庁は30日に実行役と見られる20歳の元俳優の男を逮捕し、5月1日に同じく実行役とされている韓国籍の20歳の男を逮捕した。

 死体損壊の疑いで逮捕された元俳優は若山耀人容疑者で、韓国籍の男性は姜光紀容疑者。姜容疑者はすでに死体損壊の容疑で逮捕された平山綾拳容疑者の知人。若山容疑者と姜容疑者は事件前日、平山容疑者から借りた車で、東京品川区から那須町の現場に向かったと見られている。

 事件の残虐性、複雑性などから世間の注目を集めているが、今回の報道で元俳優が逮捕されたことで、新たな衝撃を与えた。若山容疑者は2012年放送の「悪魔ちゃん」(日本テレビ系)、13年放送の「仮面ライダーウィザード」(テレビ朝日系)などのドラマに子役として出演。16年公開の映画「ぼくが命をいただいた3日間」では主役を演じている。

 何よりも驚いたのは、14年放送の大河ドラマ「軍師官兵衛」(NHK)にも出演していたことだ。豊臣秀吉の軍師として戦国時代から江戸時代前期にかけて活躍した黒田官兵衛の人生を描く大河ドラマで、若山容疑者は官兵衛の幼少期を演じた。2カ月にも及ぶ長期のオーディションで、約300人の候補者の中から選ばれたとあり、演技力は特筆すべきものがあったのだろう。

 しかも、同作で若山容疑者は官兵衛の幼少期の役で出演後、官兵衛の息子・黒田長政の幼少期・松寿丸役でも再登板していた。制作スタッフからよほど高評価されない限り、大河ドラマでの再登板はない。

「実は、若山容疑者以外にも2人の子役が大河ドラマで再登板しています。09年の『天地人』で直江兼続の幼少時代を演じ、兼続の長男・竹松役で再登板した加藤清史郎、11年の『江~姫たちの戦国~』で江の姉・茶々の幼少期を演じた後、千姫として再登板した芦田愛菜です。加藤も芦田も大河ドラマ出演後、大きく成長しています」(芸能記者)

 若山容疑者はなぜ足を踏み外してしまったのか。

(石田英明)

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