元サッカー日本代表でタレントの前園真聖といえば、1996年のアトランタ五輪にキャプテンとして出場。日本はブラジル相手に大金星を挙げ、「アトランタの奇跡」と呼ばれた。そして4月30日、現U-23代表がアジア最終予選の準決勝でイラクを2対0で破り、五輪への切符をつかんだことで、サッカー解説者として再び存在感を高めている前園は同日に放送されたTBS系情報番組「ひるおび」では、司会の恵俊彰が不用意な一言を発し、視聴者をザワつかせる一幕があった。
番組でクローズアップしたのは前半28分、FW細谷真大選手が決めた先制のゴール。MF藤田譲瑠チマ選手の縦パスに反応し、見事なトラップの後、体を反転して右足でゴールに蹴り込んだ。このシーンを受けて、前園は「細谷選手の飛び出しと藤田選手のパス、2人の息がぴったりあった完璧なゴール」と称賛。改めてゴールシーンを振り返ると、恵は興奮気味に実況を始める。藤田選手のパスに合わせて「ここからボーン」「抜け出しましたトラップして…」「振り返ってのドン!」とゴールシーンを盛り上げて、「完璧ですよ。オフサイドかどうかという…」と称え、前園は「ファーストタッチが非常に良いですし、相手に体を預けながら反転してコントロールシュート」と解説。続けて恵はこう語った。
「これは難しいところだ背面から!う~わ!いや~、お酒が美味しい。最高ですね」
前園は改めて「背後から来る空中のボールっていうのをファーストタッチで止めるのは非常に難しい」と細谷選手のトラップを評していたが、SNSでは恵の「お酒が美味しい」という発言に《前園の前でそれを言うか》《恵さんの意地悪》《前園さんの前でお酒はアカン》とツッコミの声が寄せられた。
「知らないファンも多いかもしれませんが、前園さんは2013年に酒に酔ってタクシー運転手に暴力をふるい、逮捕されるという不祥事を起こしています。以降、前園さんは断酒を宣言。5月1日に放送された旅バラエティーでも断酒を続行していると明かしていました。くしくもお笑いコンビ・ウエストランドの河本太さんが同様の事件を起こしたばかり。たしかに細谷選手のゴールは素晴らしいものでしたが、わざわざ昼から『お酒が美味しい』などと言う必要はなかったかもしれません」(メディア誌ライター)
サッカーのゴールと飲酒を結び付けるのはやや不適当だったかもしれない。