日本テレビの市來玲奈アナと言えば、元・乃木坂46の肩書を引っ提げて18年に入社したものの、いまいち伸び悩んでいると言われている。
「得意のダンスではドラマ『3年A組』の“朝礼体操”をキレッキレに踊って話題になったこともありますが、元アイドルのわりにはトークがイマイチなのが残念。入社初年度の10月には『行列のできる法律相談所』の3代目アシスタントに抜てきされたものの、番組では気の利いたコメントができず、ほぼ置物状態と化しています。ルックス面でも同期の岩田絵里奈アナがおじさん殺しの甘いルックスで人気を呼んでいるほか、今年入社の河出奈都美アナもいかにも青学出身らしい美人顔で、丸顔の市來アナが幼く見えるほど。この調子では実力、ルックス共に埋もれてしまいかねないと危惧されているのです」(テレビ誌ライター)
入社2年目にして早くも先行きが危ぶまれている市來アナ。そんな彼女にこの9月から大きなチャンスが到来しているというのだ。市來アナは9月13日深夜に19年シーズンの放送がスタートした『オードリーのNFL倶楽部』にて、今年度の担当アナに抜てき。これが彼女にとって大きな飛躍のきっかけになる可能性を秘めているというのである。同番組に詳しいスポーツライターが指摘する。
「この『NFL倶楽部』はMCを務める人気お笑いコンビのオードリーが、数あるレギュラー番組のなかで最も力を入れている番組だと公言。多忙なはずの若林正恭が制作陣と数時間もの会議を自ら行うほどの熱の入れようです。また相武紗季やピース綾部祐二などアメフト好きの芸能人も出演し、深夜3時台では異例なほどに出演者が豪華。しかもほとんどのバラエティ番組が二本撮りのなか、同番組は毎週の試合結果を報じることから週に1本ずつ収録という贅沢ぶりで、毎週のようにオードリーの薫陶を受けることができるという、若手女子アナにとっては登竜門的な番組なのです」
同番組では今をときめく水卜麻美アナも10年シーズンを担当。ここ数年は後藤晴菜、尾崎里紗、滝菜月、そして岩田アナらが出演しており、まさに「NFL倶楽部」から人気女子アナが羽ばたいていると言っても過言ではない。また収録はCMも含めて30分の放送枠に合わせた“完パケ”となっており、生放送さながらの緊張感で収録が進行。新人アナにとっては絶好の現場体験となっている。
このように市來アナにとっては躍進のきっかけとなりえる「NFL倶楽部」出演だが、これが日本テレビ局内の競争のみならず、他局のライバルをも出し抜くチャンスになるというのだ。
「元・乃木坂46では今年、テレビ朝日に入社した斎藤ちはるアナが4月からいきなり『羽鳥慎一モーニングショー』に抜てき。玉川徹氏らクセが強い出演者のイジリも華麗に受け流し、今ではすっかり“元乃木坂アナ”の代名詞的な存在となりました。その斎藤アナは父親が著名なアメフト選手で、自身もスーパーボウルの関連番組に出演するほどのアメフト好きなことから、アメフトファンから絶大な支持を受けています。それに対してアメフトの知識はほとんどない市來アナですが、『NFL倶楽部』でしっかりとアメフトを勉強し、番組に真摯に取り組んでいる姿勢をアピールできれば『斎藤アナもいいけど市來アナも頑張っている』との評価につながるはず。そうやってオードリーと視聴者の両方から支持を得られれば、現在の低迷状態を一気に打破できるかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)
番組では推しチームとしてロサンゼルス・ラムズを応援すると宣言した市來アナ。そのラムズは昨季、ヘッドコーチのショーン・マクベイが史上最年少の33歳でスーパーボウル出場を果たした。23歳の彼女もそんなラムズにあやかれるのか、金曜日の深夜は市來アナにとって大きな正念場となりそうだ。
(武烈徒・布亜撫)