「焼かれた遺体」は火葬だった!? 「ゴゴスマ」国際弁護士に“トンデモ”指摘

 栃木県那須町の山中で男女2人の遺体が焼かれた状態で見つかったのは4月16日のこと。以降、各局のワイドショーはこの事件を大きく取り上げ、専門家をまじえた憶測トークで盛り上がりを見せている。

 中でもひときわ注目を集めたのは4月17日に放送されたTBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」。犯罪ジャーナリストの小川泰平氏がリモート出演し、「焼かれた遺体」について、遺棄現場とは別の場所で殺害された可能性が高いと指摘。スタジオ出演した国際弁護士の清原博氏も、小川氏の意見に賛同したうえで、「生きてる時に火をつけて焼き殺すというのは相当恨みとか何がないと選らばない」と持論を展開。さらに、ずさんな遺棄方法から、「死体を隠すつもりはない。いつか見つかることは覚悟のうえ」と犯人の心理を分析してこう続けた。

「私が考えるには、犯人としては、火葬したんじゃないかと思うんですね。自分なりに。日本は火葬する習慣がありますから。ご遺体を焼くというよりは、犯人としては火葬するつもりだと。つまり、仮に殺害だとして、いろんな動機があったと思いますよ。でも殺害した後、『せめてこのご遺体だけは成仏させてあげたい』と…」

 この火葬論に、司会の石井亮次アナウンサーは「はぁ~、はぁ~」と感心したように相槌を打っていたが、SNSでは《国際弁護士は何を言ってるんだ》《顔に粘着テープ巻かれて成仏できるわけないやん》《こんな山奥で燃やされて火葬って…》《出ましたトンデモ論》などとリアクションが寄せられていた。

「スタジオでは誰も清原弁護士の火葬説に触れずに進行し、その後、犯罪心理学者のコメントをボードで紹介。もしも遺体の隠ぺいを図るのであれば、山中深くに埋めたり、海などに沈めるのが基本として、今回の遺体を焼くという行為に、『証拠隠滅というよりは強い憤懣などの憤りが背景にあったかもしれない』と指摘していました。たしかに、もしも犯人に弔う気持ちが少しでもあるなら、手を結束バンドで拘束したり、顔に袋をかぶせたまま焼くなどという残忍な行為には及ばないはず。日本では火葬が一般的だとしても、凶悪な事件と火葬を結びつけるのは無理があったかもしれません」(メディア誌ライター)

 17日には何らかの事情を知る20代の男性が警察に出頭して聴取を受けている。憶測コメントがこれ以上広がらないためにも、真相解明が待たれる。

エンタメ