ドジャース・大谷翔平選手の元通訳・水原一平容疑者は4月12日(日本時間13日)、ロサンゼルスの連邦地裁に出廷。保釈金2万5000ドル(約380万円)で保釈が認められた。
同容疑者は違法賭博の借金を返済するため、大谷の口座から胴元側に1600万ドル(約24億5000万円)以上を不正に送金したとして、銀行詐欺罪容疑で米司法省から訴追されていた。
同容疑者が送金したのは、2021年11月から24年1月までで、当局が入手した水原容疑者の賭博記録によれば、この期間中の合計賞金は総額1億4225万6769ドル(約218億円)、負けた金額は1億8293万5206ドル(約280億)で、損失額は4067万8436ドル(約62億円)にのぼるという。
「水原容疑者は容疑を認め、当局と司法取引に応じる方向で交渉が進められていると報じられています。銀行詐欺罪には最高で禁錮30年が科されますが、司法取引が成立すれば減刑される可能性はあります」(スポーツライター)
今後はその司法取引がうまくいくかどうかが注目されるが、一方で気になるのが、大谷が勝手に送金された約24億5000万円を返してもらえるかどうかだ。
「14日放送のTBS『アッコにおまかせ!』に出演した国際弁護士の清原博氏は、水原容疑者に返す義務はあっても、支払い能力があるかどうかは疑問としていました。さらに大谷が民事裁判を起こして水原容疑者の自宅などを差し押さえても、24億円以上の大金を回収するというのは難しいだろうという。結局は泣き寝入りになるのかもしれません」(芸能ライター)
ただ、大谷としてはおカネというよりも信頼していた人間に裏切られたことの方がショックだろう。
(鈴木十朗)