昨年販売された宝くじ「バレンタインジャンボ」1等2億円の当選者が名乗り出ず、3月14日に支払期限を迎えた。1等が販売されたのは北海道・札幌市にある「大通地下チャンスセンター」であることがわかっているが、呼びかけもむなしく2億円のくじは「時効当せん金」となってしまった。
「支払期限を超えて無効になった『時効当せん金』は全額、発売元である全国都道府県などに納められ、公共事業等に役立てられています。なので、ムダにはなっていないものの、せっかく当たったのに惜しい、自分なら絶対に当せん金を受け取る、と考える人がほとんどでしょう。ところが、宝くじの時効期限は当せんの支払開始日から1年とそれほど長くなく、失効してしまうケースが多いのです。実は、2024年度中に時効となる1億円以上のくじは、今回のバレンタインジャンボを除いてもまだ15本もあるのです。また、23年度に確定した時効当せん金は、1億円以上の当せん金6本を含め、計99億円もありました」(宝くじに詳しいライター)
ちなみに、時効当せん金は、毎年およそ100億円以上もあるという。では、なぜ当せんしても換金しないでいるのか。
「最も多い理由として考えられるのは、購入後にしまったまま忘れてしまうというパターンです」(前出・記者)
令和2年度「宝くじ長者白書」によると、購入後の宝くじの保管場所の1位は「机の引き出し」、2位が「神棚・仏壇」となっている。こうした場所に保管すると、毎日目にするわけではないため、次第に宝くじのことを忘れてしまう傾向にあるという。ならば、どこに保管すれば良いのか。
「冷蔵庫がおすすめです。冷蔵庫はほぼ毎日使うものなので、開けるたびに目に入るところに置いておけば、まず忘れることはないでしょう。また、風水的にも冷蔵庫は金運がアップする場所と言われており、確かに1億円以上の当せん者の中には冷蔵庫に宝くじを保管していたという人が多いのです」(前出・記者)
宝くじを買ったら何はともあれ冷蔵庫へ! これであなたも億り人の仲間入り!?
(小林洋三)