ネット宝くじ「クイックワン」1等200万円10本⇒200本設定ミスで想起する「ジェイコム株大量誤発注事件」

 先ごろインターネット専用宝くじ「クイックワン」で、1等200万円の当選本数が設定ミスによって20倍も多く販売されていたことが分かった。購入者から「当選数が多いのではないか」と問い合わせを受けたことで発覚したというが、結果、本来よりも多くの1等当選者が誕生したのである。

「当選本数が誤っていたのは、3月1日~31日まで販売される予定だった『第84回クイックワン』で、1枚200円でミニゲームに挑戦するとその場で結果が分かる宝くじです。本来であれば1等200万円は10本ですが、全国自治宝くじ事務協会から販売業務を委託されたみずほ銀行の設定ミスによって、200本にしてしまったといいます。また、2等10万円も200本とすべきところを2000本に、3等1万円は2000本が2万本に、4等1000円は2万本が4万本に、5等500円は4万本が40万本に、6等200円だけは40万本が10本になっていたといいます」(社会部記者)

 設定ミスが発覚するとすぐさま「第84回クイックワン」の販売は停止されたが、すでに1等は27本、2等は250本と通常よりも多い当選者が出ていたという。これを受け、みずほ銀行は当選者には通常通りの当せん金を支払うと発表。また、今回のくじを買って当選しなかった人にも購入代金を返金する予定だとアナウンスしている。

「みずほといえば、同じグループのみずほ証券が2005年、ジェイコム株を『61万円1株売り』とすべき注文を『1円61万株売り』と誤ってコンピュータに入力した『ジェイコム株大量誤発注事件』を起こしたこともありました。担当者はすぐに誤注文に気づいて取り消し注文を行いましたが受け付けられず、誤注文に気づいた個人投資家がジェイコム株を大量購入し複数の億万長者が誕生している。今回の宝くじも同様、購入できた人は羨ましい限りですが、いずれにせよ購入していたからこその幸運ということです」(経済ジャーナリスト)

 そう、購入しなければ嬉しいハプニングも起こらないのである。

(小林洋三)

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