越県清掃に機材搬入も!?「チョコザップ」フレンドリー会員に届いた“鬼指令”

 RIZAPが運営する低価格ジム「chocoZAP(チョコザップ)」の勢いが止まらない。22年夏に24時間営業、低価格を売りにした“コンビニジム”としてスタートを切ると、2年も経たないうちに会員数は100万人を突破。全国に1300店舗以上を展開し、今後は高速道路のPAや公共施設に出店すると見られている。

 ブームの要因は月額料金2980円(税抜)という圧倒的な低価格だが、ある“裏ワザ”を使えばさらに安く利用できるという。フィットネスに詳しいライターが解説する。

「チョコザップは無人ジムでありながら、清掃の手が行き届いていると評判です。店舗の清潔な運営に一役買っているのが『フレンドリー会員』という制度。これは利用者が週に1回もしくは2回のペースで清掃に参加したり、消耗品の補充作業を行うことで、会員料金から最大2000円の割引が受けられるというもの。ジムのユーザーが施設運営のお手伝いをするというシステムは画期的な試みと言えます」

 店舗側は人件費をおさえることができて、ユーザーも安く利用できる。「win-win」の関係と言えるが、誰もが「フレンドリー会員」になれるわけではないという。都内でチョコザップを利用するユーザーはこう明かす。

「フレンドリー会員として稼働しているのは1店舗あたり10人から15人ほどでしょうか。自分は会員になってから1カ月ほどでお誘いのメールが来て応募。そこから認定を受けて、専用のアプリをダウンロードして清掃を行うという流れ。清掃した後はアプリで報告する仕組みで、自分の店舗は潔癖症のフレンドリー会員が多いせいか(笑)、いつ行ってもピカピカですよ」

 低価格の無人ジムはユーザーの厚意によって支えられているようだが、最近はチラホラとトラブルも見受けられるようで…。別の会員はこう話す。

「フレンドリー会員の管理などはほとんどがシステムまかせのようで、都内在住なのになぜか東北地方の担当になっていたこともあります。“越県清掃”は本部に問い合わせて、修正してもらいましたが、時折、新店舗へのマシン搬入のお手伝いを募集するメールも…。かなりの重量の機材を運ぶ見返りはAmazonのギフトカード数千円分。重労働の対価に見合っていないと思って断りました」

 まさに運営側との一体感が味わえるチョコザップ。“鬼指令”を体験したい人はぜひ入会してみては?

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