「お蔵入り危機で問題となった回が放送されましたが、実際にオンエアされたVTRは謎だらけ。旬のおいでやすこがを起用した意図がさっぱりわかりませんでした。ワイプ(小窓)では司会の所ジョージさん(66)が頬杖をしながら、厳しい顔つきをしていたのが印象的でしたね」(テレビ誌ライター)
4月26日放送の「所JAPAN」(関西テレビ・フジテレビ系)は業界内でも注目の的だった。というのも、4月20日発売の写真週刊誌「FLASH」が「おいでやすこが出演のVTRにカチン!『所JAPAN』降板危機を憤激告白」と題して、同番組の舞台裏で起きたトラブルを報じていたからだ。
「記事によれば、収録中においでやすこがが出演したVTRを見た所ジョージさんが『ぜんぜんおもしろくないよ』と苦言を呈し、番組側もこの日の収録分のお蔵入りを検討するまでの事態になったとか。記者の直撃に対して、所ジョージさんは、『つまらない』と言ったことを認め、それは番組のためだけでなく、おいでやすこがの2人を慮ってのアドバイスだったことを明かしています」(芸能ライター)
視聴者に対して、そして旬のコンビを思っての苦言だったのかもしれないが、実際にオンエアされたVTRを見ると、「芸人つぶし」と捉えられても仕方のない演出だったという。おいでやすこがが出演したのは、「ヨドバシカメラ 聞けば思わず買いたくなる最後のひと押し改良BEST3」という家電紹介のコーナーだった。
「番組ではヨドバシカメラを訪れた母と子が、家電を選ぶ際に悩んでいると、家電コンシェルジェに扮したこがけん(42)が『何かお探しですか』と登場。さまざまな機能を紹介しているところに、おいでやす小田(42)が、通りすがりの客として口をはさみ、こがけんに『これでは決め手にならんのよ』と難癖をつけるのです。そこで、こがけんが紹介する『最後のひと押し』となるポイントを、スタジオの出演者が当てるというクイズ形式で進行していったのですが、おいでやすこがの2人の持ち味がまったく発揮されていませんでしたね。おいでやす小田さんといえば、大声で絶叫する“キレ芸”で知られていますが、VTRではこがけんに『さあどうする?』と迫る程度で、笑うポイントがゼロ。また、こがけんがせっかく家電コンシェルジェに扮しているのに、商品の大事なポイントを紹介する際には、本物の家電コンシェルジェマネージャーが登場するなど、見ていて首をかしげたくなるような内容で、2人を起用した意図がわからない謎だらけの演出でした」(前出・テレビ誌ライター)
幸か不幸か、問題となった家電紹介VTRはお蔵入りを免れたが、つまらないものはつまらないと言える所ジョージこそ「令和の視聴率男」の称号がふさわしいのかもしれない。