「ミヤネ屋」特別解説委員の大間違いに非難集中「日テレでドラマ放送中なのに…」

 看護師と看護助手の違いとは? 正確に答えられる人は少ないかもしれないが、情報番組のコメンテーターであれば、間違えずに説明してほしかった。1月22日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)にコメンテーターとして出演した読売テレビの特別解説委員・高岡達之氏が誤った知識を披露し、ネット上で総攻撃を食らった。

 番組では、1月18日に東京都足立区の一軒家の床下で夫婦の遺体が見つかった事件を取り上げた。翌19日、警視庁はフィリピン国籍の30歳の女性を死体遺棄の疑いで逮捕。容疑者は夫婦の31歳になる長男と以前交際していたといい、長男に数十万円を借金。その返済を巡ってトラブルになっていたという。

 捜査関係者からの情報として、容疑者は埼玉県内の病院で看護助手として勤務していたことも伝えた。これを受けて高岡氏は「看護助手はとても大きな在留資格です」と前置きし、「看護助手は准看護師さんのような国家資格を取らなければいけないというものであれば、(試験は)ほとんど日本語で解かなければいけなく、そんな努力をして得た仕事。彼女が1番守りたいものが在留資格でしょうね。(金銭トラブルで)そこを脅かすような話になったのであれば、私は彼女が実行犯だとしたら殺意は理解できる」と話した。

 これについて、ネット上では《看護助手は、資格は特に必要ではありません》《看護助手と准看護師を一緒くたにしている》《コメンテーターならちゃんとリサーチしてから発言してください》《よく堂々とテレビで言えたわね》などと大バッシングの嵐が吹いた。

「看護助手になるために特定の資格はなく、看護師のように医療行為は行えません。ちなみに看護師は厚生労働大臣が発行する国家資格。准看護師は都道府県知事が発行する免許で、国家資格ではありません。高岡氏は看護師、准看護師、看護助手を混同していた可能性があります」(医療系ライター)

 看護助手といえば、日本テレビでは1月10日から看護助手(ナースエイド)にスポットを当てた医療ドラマ「となりのナースエイド」を放送中。新米ナースエイドを演じる主演の川栄李奈も高岡氏の発言を聞けば、ガッカリしたに違いない。

(石田英明)

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