「青い鳥」そっくりの「青い蝶」に変更!ツイッター創業者が立ち上げたSNS「Bluesky」に利用希望者が殺到

 ポストX(旧ツイッター)の最右翼ともされているSNS「Bluesky」が12月21日、ツイッターの青い鳥を思わせる青い蝶の新ロゴを発表。さらに、大規模アップデートも実施され、これまで以上に利用しやすくなった。果たして、Xからの乗り換えは進むのだろうか?

「Blueskyはツイッターの共同創業者ジャック・ドーシー氏らが立ち上げた分散型SNSで、いいねやリポストなどXに似た機能を備えていて、イーロン・マスク氏が買収して以降迷走を続けるXの乗り換え先としても注目を集めています。急激な利用者の増加を防ぐためBlueskyは現在も招待制となっていますが、先月末にはユーザー数が200万人を突破し、利用希望者が殺到しているのです」(ネットライター)

 そんな中で、新ロゴの発表と大規模アップデートが実施されたわけだが、今回のアップデートによって、これまでBlueskyのアプリとウェブサイトでしか投稿が見られなかったものをログインなしにネット上で閲覧できるようなり、同SNSのユーザーでなくてもプロフィールやユーザー検索が出来るようになった。さらに、日本人ユーザーには待ちに待ったユーザーインターフェイスの一部日本語化が進められていることも明らかになっている。

「ロゴにしても機能にしても、Xユーザーが求めているものになりつつあるので、今後さらに利用希望者は増えるでしょうが、ただすぐに乗り換えが進むかというと難しいでしょう。まず、Blueskyは現在も招待制を取っていることから、希望者は利用者から招待コードをもらうか、ウェイティングリストに申し込む必要があり、リストに申請しても招待コードが届くまでには3~4カ月かかるといいます。さらに、同SNSは広告なしの運営を目指しているため、招待制が終わるタイミングで有料化される可能性が高いとみられ、これらのことから、すぐにXにとって代わるということはないと思われます」(ITジャーナリスト)

 ただ、Blueskyは来年にもさらに自由度が高くなるアップデートを実施する予定だといい、Xから乗り換えたいと考える人が増えるのは間違いないだろう。

(小林洋三)

ビジネス