Twitter(現X)の共同創業者ジャック・ドーシー氏が立ち上げた分散型SNS「Bluesky」が、招待制を廃止して誰でもサインアップできるようになったと発表した。これにより多くのユーザーが新規アカウントを取得しているが、その一方で早くもイラストを投稿する絵師らが次々とBANされる事態となっている。
「Xの乗り換え先として注目を集めていたBlueskyですが、登録するために利用者から招待コードをもらうか、ウェイティングに申請する必要があったため、なかなかユーザーが増えない状況にありました。しかし、今月6日に運営が『誰でも参加できる準備は整った』と発表し、誰でもアカウントを作成できるようになりました。Blueskyは招待制の廃止と同時に有料化されるという噂もありましたが、今現在は無料で利用できることから、多くのユーザーが流入しているのです」(ネットライター)
Xで100万人以上のフォロワーを持つ漫画「ちいかわ」の作者で知られるナガノ氏も招待制廃止と同時にBlueskyにアカウントを作成して、イラストを投稿。また、ライトノベル「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の挿絵を担当したかんざきひろ氏もアカウントを作成したことを報告したのだが…。水着のイラストを投稿したところ、“未成年者の性的に示唆的なコンテンツを描いた”ことになり、即座にアカウントが削除されてしまったという。なお、同氏はXで「ぼくの水着絵でアウトだともう世の中全部アウトレベルの厳しさでは…」と驚いた様子を投稿している。
「実は、かんざき氏以外にも美少女キャラの水着絵をBlueskyに投稿して垢BANされる絵師が大量発生しているのです。同SNSは性的コンテンツに対する取り締まりが非常に厳しく、未成年に見えるキャラクターが肌を多く露出していると、水着でも一発アウトになるケースがあるようです。となると、絵師たちもそうですが、グラビアアイドルたちの水着も垢BANの対象になる可能性もありますし、今後は絵師やグラドル、そしてそのファンたちのXからの乗り換えはなかなか進まないかもしれません」(ITジャーナリスト)
一般公開されれば、されたなりに取り扱いが難しいところがありそうだ。
(小林洋三)